昨日(2012/11/08)の動向
ユーロ/ドルは1.27ドル前半でもみ合い。ギリシャ債の償還懸念が広がっているものの、下方向への動きが強まる様子は乏しく、ドラギECB総裁の会見以降はあまり値動きがありませんでした。
ドル/円は21日・200日移動平均線を下回り、79.40円まで下げ幅を拡大、米株価指数が軟調な動きとなりました。またクロス円もリスク回避の流れを受け軟調な動きとなりました。
2012/11/08のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 79.968 | 79.996 | 79.320 | 79.462 |
ユーロ/円 | 102.108 | 102.179 | 101.012 | 101.284 |
豪ドル/円 | 83.187 | 83.409 | 82.536 | 82.669 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(11月09日)の展望
【米ドル/円】
ドル/円は引き続き「財政の崖」懸念から弱含んで推移。日足では既に200日移動平均を割り込んでおり、前回10月30日に付けた安値79.30を割り込むようだと79円割れが視野に入ってくると思われます。また本日はオバマ大統領の声明発表が予定されていると報じられており、赤字削減案の内容に注目が集まっています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 79.99 | 80.30 | 79.32 | 78.90 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
昨日のドラギ会見でギリシャ問題に積極的な発言がなかったことや米株安等を受けリスク回避姿勢の展開となりました。今後は11日のギリシャ議会採択、12日のEU財務相会合などが注目されています。ユーロ円は現状200日移動平均線、ボリンジャーバンド-2σを割り込んでおり下方向への圧力が強まっています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 102.18 | 102.67 | 101.01 | 100.35 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
株安を背景とした円買い圧力から豪ドル円も連れ安となりました。82円割れをトライするようだと10月23日の安値81.65が視野に入ってきそうです。一方で転換線が83.07にあり再び上昇基調に乗れるか注目されます。本日のRBA金融政策報告では成長見通しを下方修正しているが、最近の経済指標は第三四半期の緩やかな経済成長を示唆しているとのことです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 83.40 | 83.79 | 82.53 | 82.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 10:40 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(11月09日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 16:00 | (独)10月-消費者物価指数 | 0.00% | 0.00% |
★★ | 18:30 | (英)9月-貿易収支 | -89.00億ポンド | -98.44億ポンド |
★★★ | 22:30 | (米)10月-輸入物価指数 | 0.00% | 1.10% |
★★★ | 23:55 | (米)11月-ミシガン大学消費者信頼感指数 | 83.0 | 82.6 |
★ | 0:00 | (米)9月-卸売在庫 | 0.40% | 0.50% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します