米大統領選を控えポジション傾けにくい展開か

昨日（2012/11/05）の動向

米大統領選挙の投開票を控えていることなどから、NY時間後半も全般様子見ムードとなりました。
ドル円はロンドンフィキシングにかけてドル売りが強まり、一時80円15銭近辺まで下落し、本日安値水準となりましたが、先週末安値80円10銭近辺が意識されると80円30銭近辺まで戻りを試す動きとなりました。
またクロス円では豪ドル円が緩やかながら下値切り上げの動きとなりました。

2012/11/05のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	80.433	80.558	80.146	80.294
ユーロ/円	103.082	103.318	102.424	102.727
豪ドル/円	83.160	83.444	82.952	83.235

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（11月06日）の展望

【米ドル/円】

米大統領選を控え、偏ったポジションに傾けにくい展開が続くと思われ80円台での推移が予想されます。また、G20財務相、中銀総裁会談で、城島財務相は、円高修正は進んでいるものの、現状の円高水準は日本経済の下振れリスクにあるとのコメントをしており、さらなる円高には介入で対応する可能性を示唆し、円高に対するリスク低減ととらえられると思われます。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	80.65	81.00	80.00	79.70

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ギリシャ、スペイン問題の不透明感が払しょくされない限り、現状の弱気トレンドは解消されないであろうとマーケットは見ております。ヘッドラインニュースなどで、一時的な上昇は見られるかもしれませんが、12日のユーロ圏会談で融資実行に必要な合意が得られるか否かまで上値は限定的と思われます。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	103.30	104.00	102.10	101.80

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

本日RBAキャッシュターゲットの発表があり、市場予想は0.25％利下げの3.00％を予想しております。しかし、先月の第三四半期コアCPI(消費者物価指数)が市場予想を大きく上回ったこともあり、利下げ期待もやや後退している見方もあります。今回据え置きになった場合は豪ドル上昇と予想されますが、来月のRBAでは0.25％の利下げは行うと予想され、長期的には豪ドルの上値は限定的になるでしょう。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	83.60	84.10	82.90	82.60

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 09:40 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（11月06日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	18:00	（EU)PMIサービス業 改定値	46.2	46.2
★★	18:30	(英)鉱工業生産	-0.60%	-0.50%
★	18:30	(英)製造業生産高	0.40%	-1.10%
★	19:00	(EU)生産者物価指数	2.60%	2.70%
★★	20:00	(独)製造業受注	-0.40%	-1.30%
★★	0:00	(加)Ivey購買部協会指数	58.2	60.4

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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