昨日(2012/11/02)の動向
先週金曜日は、米雇用統計の発表がありました。注目の非農業部門雇用者数変化は、市場予想の12.0万人程度に対して、17.1万人増と予想を大きく上回る結果となり、米景気の減速懸念が後退し、ドルが買われる結果となりました。ドル円は80.70手前まで上昇。
ユーロドルは1.28ドル台前半まで下落となりました。ユーロの下落の影響から、ユーロ円はレンジ内の動きに止まりましたが、リスクオンの動きに傾いたことで、豪ドル円は83円台後半まで上昇しています。
ドル円は半年ぶりの高値水準にまで上昇しました。
2012/11/02のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 80.142 | 80.670 | 80.122 | 80.458 |
ユーロ/円 | 103.718 | 103.965 | 103.035 | 103.243 |
豪ドル/円 | 83.358 | 83.795 | 83.047 | 83.181 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(11月05日)の展望
【米ドル/円】
先週の米雇用統計の結果を受け、米ドル/円上昇トレンド継続の中で、今週の米大統領選を控えポジション調整が考えられ、米ドル円が80円をしっかりキープできるかに注目が集まります。今週は、米ドル/円の上昇トレンドが試される週になると思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 80.60 | 81.70 | 79.70 | 79.30 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ギリシャ議会が、トロイカの要求する緊縮財政策を通過させない可能性があり、依然としてユーロの上値が重い展開は変わらないと思われます。ユーロ圏は12日の会談でこの問題の解決を図る構えでしたが、トロイカの要求が議会を通過できない確率が今のところ3割位の確立があり、12日までのヘッドラインニュース等でマーケットが上下すると思われますので注意が必要です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 104.00 | 104.40 | 103.10 | 102.10 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
明日にRBA政策金利や米大統領選挙を控え、様子見姿勢が強まりそうです。先週末の米雇用統計を好感し、84円乗せをトライしたものの失敗したことからイベント前では83円台前半で上値重く推移する可能性が高そうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 83.60 | 84.10 | 83.20 | 82.60 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 09:30 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(11月05日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 18:30 | (英)PMI | 52.0 | 52.2 |
★ | 22:30 | (加)住宅建設許可件数 | -2.80% | 7.90% |
★★★ | 0:00 | (米)ISM非製造業景況指数 | 54.5 | 55.1 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します