昨日(2012/10/26)の動向
米第3四半期GDPが市場予想を上回ったにもかかわらず、米長期債利回りが大幅に低下したことや、日銀の追加緩和期待により買われてきた分の週末による調整が入った模様で、米ドル/円は79円台半ばまで下落しました。
ユーロは、スペインの第3四半期の失業率が25%へ上昇したことにより、対ドルで1.29、対円で103円を割り込みましたが、スペイン中長期利回りが低下したことや、欧州株が上昇したことで若干の買い戻しも見られ、対ドルでは1.29を回復しクローズしました。
2012/10/26のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 80.285 | 80.374 | 79.494 | 79.582 |
ユーロ/円 | 103.807 | 104.024 | 102.664 | 102.949 |
豪ドル/円 | 83.046 | 83.211 | 82.279 | 82.514 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(10月29日)の展望
【米ドル/円】
明日の日銀政策決定会合を控え、緩和期待の買いとポジション調整の売りで大きな動きになりづらい展開となりそうです。米経済指標ではPCEデフレータに注目集まっています。市場予想を下回るようですと、インフレ圧力が弱まり、米追加緩和の慎重派を和らげ、ドル安要因になる可能性も出てきます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 80.80 | 80.40 | 79.50 | 79.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
マーケットはスペイン政府の正式支援要請やスペイン長期債利回りの上下に振り回されてきましたが、新たな材料探しとしまして、ギリシャ関連にシフトしてきそうです。今週31日のユーロ圏緊急電話会談、11月第2週のトロイカ最終報告発表、12日のユーロ圏会談までに追加支援への合意をする必要がありますが、合意に至るまではユーロ売りに振れやすくなると思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 103.50 | 104.10 | 102.60 | 102.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
引き続き、株価、中国経済の動向でマーケットは左右されそうです。来月1日に発表されます中国製造業PMI、HSBC製造業PMIの動向に注目されています。特に製造業PMIは50を超えてくるかに注目されており、50を上回ってくるようですと、豪ドルの買いにつながりやすくなると思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 83.00 | 83.50 | 82.30 | 82.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 09:50 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(10月29日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 21:30 | (米)個人所得 | 0.40% | 0.10% |
★★ | 21:30 | (米)個人支出 | 0.60% | 0.50% |
★★★ | 21:30 | (米)PCEデフレータ | 1.60% | 1.50% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します