昨日(2012年10月12日)の動向
ロンドン序盤は、18-19日に開催されるEU首脳会合を前にスペインが正式に支援要請を行うとの期待感が高まり、ユーロが上昇。
ユーロ/ドルは、アジア系ソブリンや国際機関からのユーロ買いで1.2990付近、ユーロ円も101円90銭付近へと上昇しました。
しかしながら、NY時間に発表された10月ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を大幅に上回る83.1となったものの、NYダウが材料出尽くし感からマイナス圏に転じると、一転して反落する展開となりました。
この間、ドル/円相場は米長期債利回りが低下したにもかかわらず、78円台前半でのもみ合いで推移しました。
2012年10月12日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 78.356 | 78.530 | 78.283 | 78.283 |
ユーロ/円 | 101.283 | 101.908 | 101.235 | 101.584 |
豪ドル/円 | 79.861 | 80.378 | 79.620 | 80.010 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(10月15日)の展望
【米ドル/円】
本日はNY連銀製造業景況指数が予定されており、米経済指標の改善が継続されているかに注目が集まります。ISM製造業指数が基準である50を超えた中、この指数も市場予想のレベルで発表されますと、米ドル/円の下支えになると思われます。
予想レンジ78.00-78.80
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 78.50 | 78.80 | 78.25 | 78.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
今週18-19日のEU首脳会談を控えて、スペインの正式支援要請がいつ行われるかが焦点となっています。期待感からスペインの中長期債利回りが低下し、ユーロにとって堅調に推移してきましたが、今日明日中に要請がないようですと、やや弱含む展開となる可能性があります。
予想レンジ100.80-102.00
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 101.90 | 102.60 | 101.20 | 100.90 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
本日は中国消費者物価指数、生産者物価指数の発表があり、豪ドルに影響を与える可能性が考えられます。市場予想を下回るようですと、株価下落につながり、豪ドルの下落要因になる可能性が大きいです。
予想レンジ79.80-80.70
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 80.60 | 81.10 | 80.00 | 79.60 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 11:00 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(10月15日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 21:30 | (米)10月NY連銀製造業景気指数 | -4.80 | -10.41 |
★★★ | 21:30 | (米)9月小売売上高 | +0.7% | +0.9% |
★★★ | 21:30 | (米)9月小売売上高 (除自動車) | +0.6% | +0.8% |
★ | 23:00 | (米)8月企業在庫 | +0.5% | +0.8% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します