昨日(2012年10月09日)の動向
特段の目新しい材料はなかったものの、週初のユーログループ会合およびユーロ圏財務相会合でギリシャ・スペイン問題に進展がみられないことを嫌気し、スペイン国債利回りが上昇。ユーロが対主要通貨で下落する展開となりました。
一方、対スイスに関しては米大手信託銀行がフラン預金にマイナス金利を課すとの報道を受けて、大きく上昇する場面がありました。
ドル/円相場は、IMFによる世界成長率予想の下方修正や欧米株安を材料に78円台前半で軟調に推移、豪ドル/円やカナダドル/円等の資源国通貨もシリア・トルコ間の砲撃を受けて原油価格が大幅上昇となったにもかかわらず、欧米株安に押されるかたちで下落となりました。
2012年10月09日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 78.302 | 78.428 | 78.153 | 78.246 |
ユーロ/円 | 101.536 | 101.826 | 100.574 | 100.779 |
豪ドル/円 | 79.785 | 80.274 | 79.573 | 79.814 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(10月10日)の展望
【米ドル/円】
米長期金利上昇にもかかわらず、上値の重い展開が続いています。今後、欧米企業の決算発表が続きます。決算内容による株価の上下に米ドル/円も左右される相場展開になると思われます。
引き続き77円台は、介入警戒感もあり大きな動きになる可能性は低いと思われます。
予想レンジ78.00-78.80
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 78.40 | 78.60 | 78.15 | 78.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーログループの会合、EU財務相会談で、予想はされていましたが大きな進展もなく、来週の18-19日のEU首脳会談までにスペインが正式に支援要請を行うかどうかに注目が集まっています。早めの支援要請はユーロにとってポジティブにとらえられますが、支援要請が長引くようですと、ユーロにとってネガティブにとらえられると思われます。
予想レンジ100.60-101.80
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 101.50 | 102.30 | 99.80 | 100.30 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
本日も世界的な株価の動きに左右される展開となりそうです。特に豪ドルは中国株価の動きに注意が必要と思われます。
79円台は個人投資家の買い、80円台ではファンドによるポジション解消の売りが続いており、小動きの展開が予想されます。
予想レンジ79.40-80.50
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 80.20 | 80.60 | 79.50 | 79.20 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 11:00 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(10月10日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 23:00 | (米)8月卸売在庫 | +0.4% | +0.7% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します