昨日(2012年09月25日)の動向
昨日は、欧州時間にリスク解消の動きの中、ユーロが売られる展開になりましたが、ESMガイドライン報道、米経済指標が市場予想を上回る結果に、米株価が堅調に推移したことで、ユーロが買い戻されました。
しかし、フィラデルフィア連銀総裁が「QE3は効果なし」との発言や、スペインの緊縮財政への大規模デモ報道で再度リスク解消の動きとなり、ユーロは安値圏でクローズしました。
2012年09月25日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 77.829 | 77.924 | 77.659 | 77.787 |
ユーロ/円 | 100.635 | 101.035 | 100.131 | 100.349 |
豪ドル/円 | 81.170 | 81.486 | 80.690 | 80.788 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(09月26日)の展望
【米ドル/円】
介入警戒感が強いものの、期末に絡む円転や米国債の利回り低下などを受けて、5日連続の陰線引けと上値の重い展開が続いています。目先のサポートラインは、日銀が追加緩和を発表した14日の安値である77.46、そこをしっかり下抜けると直近の安値である77.12を再び試す展開となる可能性があります。
予想レンジ77.10-78.20
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 78.00 | 78.20 | 77.60 | 77.40 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
欧州債務問題、原油などの資源価格に左右されそうです。また、市場関係者によると、全体的なポジションはロングに傾斜しているようです。昨日、メルケル独首相から「ユーロ共同債をあらためて拒否する」とのコメントが聞かれており、ユーロ共同債に絡む要人発言にも注意が必要です。
予想レンジ99.50-101.10
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 101.00 | 101.50 | 100.10 | 99.70 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
依然として、原油などの資源価格に左右される相場展開となりそうです。テクニカル的には、直近の安値である80.66がキーポイントとなり、しっかり下抜けると8月21日安値である79.66を再び試す展開となる可能性があります。
予想レンジ79.60-81.60
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 81.50 | 81.80 | 80.20 | 79.70 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 11:00 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(09月26日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 21:00 | (独)9月CPI 速報値 | +2.0% | +2.1% |
★★ | 23:00 | (米)8月新築住宅販売件数(季調済・年率) | 38.0万件 | 37.2万件 |
★★ | 23:00 | (米)8月新築住宅販売件数 | +2.2% | +3.6% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します