ユーロのニュースに一喜一憂。

昨日（2012年09月21日）の動向

特段の材料は無かったものの、欧州序盤にスペイン政府が欧州委と新たな救済プログラムについて議論しており、9月27日にも発表されるとのフィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）の報道を受け、欧米株価が堅調に推移。　
ユーロ・豪ドルなどに米系金融機関と見られる買いが断続的に入り、強含みの展開となりました。　
ただその後は、米ウォールストリート・ジャーナル紙が、欧州安定化メカニズム（ESM）の発足にあたっての問題点を指摘したとの報道が伝わると、一転してユーロ売りに傾斜。　
ユーロドルが1.3040付近から1.2980へ下落、ユーロ円も101円50銭付近で推移するなど、ニュース報道に一喜一憂する不安定な展開となりました。　
一方、ドル円は米長期債利回りの小幅低下に上値を抑えられ、やや弱含みの展開となりました。

2012年09月21日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	78.248	78.367	78.107	78.125
ユーロ/円	101.458	102.084	101.235	101.441
豪ドル/円	81.621	82.289	81.556	81.648

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（09月24日）の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は、米長期国債利回りの動向で左右されそうです。ただし、利回り低下の場面で78円を割り込んでくるようですと、政府日銀からの口先介入への警戒感もあり、引き続き78円前半で推移しそうです。

予想レンジ77.90-78.50

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	78.50	78.90	78.00	77.70

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

200日移動平均線を下回ったことにより、再度上値が重い展開となりそうです。ファンダメンタル的にも世界的な景気減速の中でユーロ圏の景気回復が続くことは懐疑的で、スペイン、ギリシャの問題も再燃しており、やはり、上値は重い展開と思われます。

予想レンジ100.80-101.80

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	102.10	102.40	100.90	100.60

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

本日は主だった指標は無く、レンジ取引となりそうです。日足チャートを見ますと20、21日と上下にヒゲを付けていますが、終値ベースでは5日移動平均と21日移動平均線に挟まれて推移しており、下は81円50銭、上は81円85銭付近がキーポイントとなりそうです。　
　　
予想レンジ81.20-82.00

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	82.30	82.60	81.40	80.90

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 　11：00 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（09月24日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★★	17：00	(独)9月IFO景気動向指数	102.7	102.3

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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