昨日(2012年09月17日)の動向
先週金曜日は、FOMCでの追加緩和を好感した、株価、商品価格の上昇や、今週の日銀政策決定会合でも追加緩和を行うのではとの思惑から、クロス円を中心に、円全面安の展開となりました。
昨日は、日本祝日の中、中国の株価が大幅に下落、スペイン債利回りの上昇、米経済指標の悪化を受けまして、FOMC後の上昇に続けていたものに、やや一服感が見られました。しかし、日銀政策決定会合における金融緩和期待が円売りを継続させ、米ドル円は78.923まで上昇し、リスク解消の動きが見られたユーロ/円、豪ドル/円は下げ幅も限定的となりました。
2012年09月17日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 78.354 | 78.923 | 78.162 | 78.706 |
ユーロ/円 | 102.824 | 103.842 | 102.560 | 103.209 |
豪ドル/円 | 82.693 | 82.984 | 82.23 | 82.441 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(09月18日)の展望
【米ドル/円】
日米の長期債利回りの金利差の拡大などにより、79円を窺う展開となりそうです。しかし、日銀政策決定会合における金融緩和期待の高まりからも円売り基調となっており、それまでは、円安基調は続くと思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 79.00 | 79.50 | 78.00 | 77.10 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
200日移動平均線を上抜けてきており、当面はそのレベルの101.75がサポートされると思われます。こちらもFOMC後のリスクオンの流れ、日銀政策決定会合の金融緩和期待をにらんだ、円売りの流れは継続されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 103.30 | 103.85 | 102.30 | 101.75 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円も、FOMC後のリスクオンの流れから円安基調は継続すると思われます。昨日は中国の株価下落などで下げに転じるなど、依然として中国経済には左右されやすい展開が続いています。今週の日銀政策決定で失望の結果となるようですと、中国経済の不安と合わせて、再度80円割れの可能性も見えてくるので注意が必要と思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 82.80 | 83.10 | 81.80 | 81.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 11:00 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(09月18日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 17:00 | (欧)7月経常収支 <季調済> | - | +143億ユーロ |
★ | 18:00 | (欧)7月貿易収支 <季調済> | - | +93億ユーロ |
★★ | 21:30 | (米)9月NY連銀製造業景気指数 | -5.85 | -2 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します