Q 日経平均株価をTOPIX(東証株価指数)で割った値を「NT倍率」と呼びます。NT倍率が高くなったり低くなったりしたときの相場状況の説明で正しいのは?
- 日銀が金融正常化を行って銀行株が上昇すると、NT倍率は低くなりやすい
- 株価が会社の解散価値より安い企業が積極的な株主還元策を行うようになると、NT倍率は高くなりやすい
- 生成AI(人工知能)などIT関連の株が買われるとNT倍率は低くなりやすい
ヒント
日経平均株価は株価平均型の株価指数なので、半導体関連株など株価が高い値がさ株の影響を受けやすく、TOPIXは時価総額加重型なので内需株も含めた大企業の株価の影響力が強くなります。
解答
1:日銀が金融正常化を行って銀行株が上昇すると、NT倍率は低くなりやすい
日経平均株価はファーストリテイリング、ソフトバンクグループといった成長株、東京エレトクロンやアドバンテストといった半導体関連株など、株価が高い特定の値がさ株から強い影響を受けます。そのため、③の生成AI(人工知能)関連株が買われたり、米国のハイテク株指数・NASDAQ100が高くなったりする相場展開だと日経平均株価がTOPIXよりも上がりやすく、NT倍率は高くなりがちです。一方、TOPIXは時価総額すなわち会社の規模の大きな企業の寄与度が高く、銀行や情報通信など内需株や重厚長大企業の株価動向にも左右されやすい株価指数です。①のように銀行株が上がったり、②とは逆に割安な重厚長大産業が積極的に株主還元を行ったりするとNT倍率が低くなりがちです。
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