昨日の動向
8月29日 米ドル/円:[始値] 78.517 [高値] 78.781 [安値] 78.479 [終値] 78.698 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 98.644 [高値] 98.374 [安値] 98.374 [終値] 98.577 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 81.424 [高値] 81.778 [安値] 81.273 [終値] 81.464 ※数値はBID値です。
8月29日の外為市場は、31日のバーナンキ議長の講演を見極めたいとのムードが強く、全体的に小動きとなりました。ドル円は78円60銭を挟んで上下10銭、ユーロドルもECBへの期待感と1.26のオプションの防戦売りに挟まれレンジ内で推移しました。
東京時間は、31日のバーナンキ議長の講演を見極めたいとの思惑から様子見ムードが強く、ドル円は、約10銭程度の値動きとなりました。月末に絡む実需の売買も期待されましたが、目立ったフローが観測されず、方向感の乏しい展開となりました。
欧米時間は、アジア時間の流れを引き継ぎ小動きの展開となりました。ユーロドルにバーナンキ議長の講演を控えたポジション調整の売りが観測されたものの、依然としてECBが債務危機解決に向けて断固とした対策を打ち出すとの期待感が根強く、下値では底堅く推移しました。
NY時間に米地区連銀報告(ベージュブック)が発表されましたが、目新しい材料は無く、市場の動きは限定的となりました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
バーナンキ議長の講演を控えて様子見ムードが強く、78円台での値動きが中心となりそうです。ただ、短期的にはここ数日狭いレンジで推移していることから、下値の78円30銭から78円10銭にかけてはストップロスが溜まってきているようです。
想定レンジ 78.00-79.00
【ユーロ/円】
ECBによる債務危機解決に向けた対策への期待感がユーロ高を支えていますが、「ここから上値を買うには、具体的な対策を見極めてから」との市場参加者の声も多く、上値は限定的となりそうです。
想定レンジ 97.40-99.40
【豪ドル/円】
中国の景気減速懸念を背景に弱含む展開が続いています。テクニカル的には、8月3日安値の81円56銭、5日移動平均線の81円54銭がキーポイントとなりそうです。
想定レンジ 80.60-81.80
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:79.20 79.50
サポート:78.00 78.20
【ユーロ/円】
レジスタンス:99.10 99.80
サポート:97.50 98.00
【豪ドル/円】
レジスタンス:81.60 82.00
サポート:80.50 81.00
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 16:55 | (独)8月失業率 | 6.8% | 6.8% |
★ | 18:00 | (欧)8月消費者信頼感指数 <確報値> | -24.6 | -24.6 |
★ | 18:30 | (南ア)7月PPI(前年比) | 5.8% | 6.6% |
★★ | 21:30 | (米)7月個人所得(前月比・年率) | 0.3% | 0.5% |
★★ | 21:30 | (米)7月個人消費支出(前月比) | 0.5% | 0.0% |
★★★ | 21:30 | (米)新規失業保険申請件数 | 37.0万人 | 37.2万人 |
★★ | 21:30 | (米)7月PCEコア・デフレータ(前年比) | 1.7% | 1.8% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します