昨日の動向

8月27日 米ドル/円:[始値] 78.669 [高値] 78..839 [安値] 78.625 [終値] 78.734 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 98.392 [高値] 98.705 [安値] 98.301 [終値] 98.408 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 82.594 [高値] 82.833 [安値] 81.863 [終値] 81.935 ※数値はBID値です。

8月27日の外為市場は、ロンドン市場がサマーバンクホリデーで休場のため、市場参加者が少なく全体的に小動きでした。
一方、中国景気減速懸念から、原油・金などの商品価格が弱含みで推移、豪ドル・カナダ等の資源国通貨の売りが目立っていました。

東京時間は、全般的に動意薄ながらも豪ドルは弱含みの展開となりました。温家宝首相が中国経済の先行きに懸念を示したほか、不動産税に関するレポートがまとめられたことが材料視された模様です。また、上海株が1.7%近く下落したことも豪ドルの売りを誘ったようです。

欧米時間は、ロンドン市場がサマーバンクホリデーで休場に加え、主だった指標発表も無く、動意薄の展開となりました。ドル円は、78円70銭を挟んで上下10銭程度の値動き、ユーロドルも1.25付近で推移しました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日は、S&Pケース・シラー住宅価格と消費者信頼感指数の発表に注目が集まります。特に消費関連の指標は米景気の、今年度末に向けて自律回復を見る上で特に重要となってきます。直近の米経済指標の良好さを、継続するような発表がでるようですと、79円を目指す展開と思われます。ただし週末にFRB議長のジャクソンホールでの講演を控えており、想定レンジ内で収まると思われます。

想定レンジ 78.20-79.00

【ユーロ/円】
スペインの中長期国債の利回りが低下し、10年債利回りは安定的に危険水準の7%を下回っており、このところのユーロ堅調の動きの目安となっておりましたが、スペイン政府による、国債購入の正式要請の時期、また、ECBによる国債購入計画の詳細や時期等のヘッドラインニュースでマーケットは上下する可能性があり、方向感が出にくい展開と思われます。

想定レンジ 97.70-99.40

【豪ドル/円】
中国の景気減速懸念で資源需要が後退するとの見方から、中国経済に影響を受けやすい豪ドルは、依然上値の重い展開が続くと思われます。また、株価の動向に注意が必要と思われます。

想定レンジ 80.80-82.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:79.20 79.50
サポート:78.00 78.20

【ユーロ/円】
レジスタンス:99.10 99.80
サポート:97.50 98.00

【豪ドル/円】
レジスタンス:82.00 82.50
サポート:80.80 81.00

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 18:00 (南ア)2Q GDP 3.3% 2.7%
★★ 22:00 (米)6月S&Pケース・シラー住宅価格指数(前年比) -0.05% -0.66%
★★ 23:00 (米)8月消費者信頼感指数 66 65.9
★★ 23:00 (米)8月リッチモンド連銀製造業景況指数 -10 -17
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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