昨日の動向
8月23日 米ドル/円:[始値] 78.619 [高値] 78.692 [安値] 78.357 [終値] 78.489 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 98.497 [高値] 98.809 [安値] 98.268 [終値] 98.585 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 82.594 [高値] 82.833 [安値] 81.863 [終値] 81.935 ※数値はBID値です。
8月23日の外為市場は、フランス等のユーロ圏PMIが市場予想を上回ったことや、ECBによる国債購入期待でユーロが強含みで推移しました。
ユーロ/ドルは、7月4日以来の下落分が帳消しとなる1.2590付近まで上昇となりましたが、全体的には様子見ムードが強く、小動きな相場展開となりました。
東京時間は、FOMC議事録要旨でのドル売りが一服。また、新規材料難から全体的に様子見ムードが強い展開となりました。
一方、豪ドルは中国PMIの悪化、豪中長期債利回り低下を嫌気して軟調に推移しました。
欧米時間についてみると、経済指標のうち、米新規失業保険申請件数が前週より悪化したもの、新築住宅販売件数が市場予想を上回る等、まちまちの内容となりましたが、欧米株価下落や米長期債の利回り低下を受けてリスク回避の姿勢が優勢。豪ドル等の資源国通貨が軟調に推移しました。
一方、ユーロは一部通信社が「スペインがユーロ圏諸国と全面支援の条件について協議」との報道を受けて、続伸。また、対豪ドルでのユーロ買い戻しもユーロ上昇をサポートしました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
本日の米国経済指標は耐久財受注がありますが、さほど大きく動く要因とはなりそうにもありません。
米ドル/円はFOMC議事要旨後の市場の行き過ぎとみられる反応(米長期利回り低下・ドル安)の修正が続きドル/円は79円方向へ自律反発する可能性が高く、一時的なドル上値抑制要因となる可能性があります。
想定レンジ 77.70-78.80
【ユーロ/円】
ユーロ圏では独ギリシャ首脳会談およびスペイン閣議・記者会見が注目されますが、いずれもユーロ上値抑制要因になりそうです。しかし上値は重く100円ちょうどまで上昇しても、売り圧力は強く上値を抑えられる展開となりそうです。そのため目先は99円台を維持できるかに注目が集まります。
想定レンジ 97.00-98.80
【豪ドル/円】
豪ドル/円は昨日発表となった中国HSBC製造業PMIの前月比悪化、豪中長期債利回り低下および欧米株安を受け対米ドルで反落したため豪ドル/円は上値の重い展開が続きそうです。直近のサポートラインは8月3日の安値81.50円付近で、それを下回った場合は81円ちょうどを目指す展開となりそうです。
想定レンジ 81.00-82.50
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:79.20 79.50
サポート:78.00 78.20
【ユーロ/円】
レジスタンス:99.10 99.80
サポート:97.50 98.00
【豪ドル/円】
レジスタンス:82.50 83.30
サポート:81.40 81.80
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 17:30 | (英)2Q GDP 速報値 <前年同期比> | -0.5% | -0.7% |
★★★ | 17:30 | (英)2Q GDP 速報値 <前年同期比> | -0.6% | -0.8% |
★★ | 21:30 | (米)7月耐久財受注 <前月比> | 2.5% | 1.3% |
★★ | 21:30 | (米)7月耐久財受注(除輸送用機器) <前月比> | 0.5% | -1.4% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します