昨日の動向
8月17日 米ドル/円:[始値] 79.362 [高値] 79.566 [安値] 78.227 [終値] 79.556 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 98.056 [高値] 98.401 [安値] 97.718 [終値] 98.097 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 83.406 [高値] 83.476 [安値] 82.747 [終値] 82.890 ※数値はBID値です。
8月17日の外為市場は、良好な米経済指標を受けて追加緩和観測が後退。米長期国債の利回り上昇を背景として、ドルが買われる展開となりました。一方、当局から通貨高けん制発言が出た豪ドルは、終始軟調に推移しました。
東京時間は、朝方に利益確定の売りに押されて円高スタートとなったものの、仲値にかけてドルが反発。仲値決定後は、NYクローズ水準で揉み合いとなりました。一方、豪ドル/円は、豪財務省が「豪ドル高が進めば、金利を引き下げるべき」との見解を示し、利下げ懸念が台頭。
83円40銭付近から82円90銭付近へ急落する展開となりました。
欧米時間は、市場予想を上回る米経済指標を受け、主要通貨に対してドルが買われる展開となりました。ユーロドルは、短期筋からの週末によるポジション調整の売りに加え、ロンドンフィキシングにかけて実需の売りも持ち込まれ1.2280付近まで下落しました。売り一服後は、まとまった買いが入り、1.2330台へと値を戻しました。一方、ドル円は79.60銭付近のレジスタンスに抑えられ10銭程度の小動きで取引を終了しました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は、米長期国債の利回りを睨みつつ、休暇明けの実需の動きが鍵を握りそうです。ただ、下値はじりじりと切り上げられており、テクニカルポイントである78円80銭を下回らなければ、強気相場が続きそうです。
想定レンジ 78.80-79.80
【ユーロ/円】
テクニカル的には、レジスタンスである98円を上抜けており上昇傾向は続きそうですが、欧州債務危機に対する具体的な解決策は示されておらず各国要人発言には、注意が必要です。
想定レンジ 97.00-98.50
【豪ドル/円】
豪財務省による、利下げを含む通貨高けん制発言を嫌気して、上値が重い展開が続きそうです。また、明日にはRBAの議事録発表を控えており、ポジション調整による短期筋の売りには、注意が必要です。
想定レンジ 82.10-83.40
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:79.50 79.80
サポート:78.00 78.50
【ユーロ/円】
レジスタンス:98.30 98.80
サポート:96.50 97.00
【豪ドル/円】
レジスタンス:83.80 84.00
サポート:82.30 82.60
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
本日の欧州・米国経済指標はございません。