昨日の動向
8月16日 米ドル/円:[始値] 78.954 [高値] 79.399 [安値] 78.908 [終値] 79.356 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 97.027 [高値] 98.169 [安値] 96.954 [終値] 98.051 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 82.939 [高値] 83.498 [安値] 82.863 [終値] 83.417 ※数値はBID値です。
8月16日の外為市場は、世界的な経済指標の改善を受けて景気悲観論が後退。長期金利の上昇、株高等リスクオンの動きが加速しました。一方、ドル円は米長期金利の上昇にサポートされて79円台で堅調に推移し、円全面安の展開となりました。
東京時間は、米長期金利が上昇し日米金利差拡大への思惑から、海外短期筋を中心に円売り・ドル買いフローが持ち込まれ、ドル/円は79円40銭付近へと上昇、クロス円も堅調な展開となりました。
欧米時間は、市場予想を上回る英小売売上高の結果を受けてポンドが上昇、連れる形でユーロ等にも買いが波及する展開となった。NY時間に入り、株価の持ち直しやECBによるスペイン国債購入の噂が拡がるとリスクオンの動きが更に加速、ドル円もテクニカル的節目である79円10銭台をしっかりとキープする等、円全面安で取引を終了した。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は引き続き長期国債の利回りの動きが鍵となりそうです。利回り上昇が続くようですと、日米金利差拡大からの米ドルの買いにつながると思われます。
想定レンジ 78.80-79.80
【ユーロ/円】
本日は、ドイツ、スペインなどの国債入札の結果が注目されます。スペイン国債入札はECB、EFSFによる購入期待を受け、利回り低下につながるような入札結果ですとユーロ下支えの原因になると思われます。
想定レンジ 97.00-98.50
【豪ドル/円】
株価の好調さを背景に、レジスタンスであった83.30-40レベルをわずかに超えて引けたことで、下値を固める展開になると思われます。
引き続き株価の動向に注意が必要です。
想定レンジ 82.50-83.80
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:79.50 79.80
サポート:78.00 78.50
【ユーロ/円】
レジスタンス:98.30 98.80
サポート:96.50 97.00
【豪ドル/円】
レジスタンス:83.80 84.00
サポート:82.30 82.60
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 17:00 | (欧)6月経常収支 <季調前> | - | -25.0億€ |
★ | 17:00 | (欧)6月経常収支 <季調済> | - | 109.0億€ |
★ | 18:00 | (欧)6月貿易収支 <季調前> | 95.0億€ | 69.0億€ |
★ | 18:00 | (欧)6月貿易収支 <季調済> | 50.0億€ | 63.0億€ |
★★★ | 21:30 | (カナダ)7月CPI(前月比) | 1.5% | 1.5% |
★★★ | 21:30 | (カナダ)7月CPIコア(前月比) | 2.0% | 2.0% |
★★★ | 22:55 | (米)8月ミシガン大学消費者信頼感指数 | 72.3 | 72.3 |
★★ | 23:00 | (米)7月景気先行指標総合指数(前月比) | 0.2% | -0.3% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します