昨日の動向
8月15日 米ドル/円:[始値] 78.739 [高値] 79.043 [安値] 78.589 [終値] 78.905 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 97.012 [高値] 97.419 [安値] 96.526 [終値] 96.954 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 82.590 [高値] 82.976 [安値] 82.476 [終値] 82.884 ※数値はBID値です。
8月15日の外為市場は、市場参加者が少なく、依然方向感の乏しい展開となりました。東京時間は小幅な揉み合いが続いたものの、ロンドン時間に入りスイス中銀によるユーロ売りが散見、ユーロが対主要通貨で下落しました。その後、米経済指標悪化を嫌気したリスクオフの円買いとなりましたが、米株価が持ち直すと安値圏から反発。結局、小幅なレンジ内取引となりました。
東京時間は、夏季休暇中に加え取引材料難から様子見ムードが強く、小動きな展開となりました.、後場には、時間外の米長期金利が上昇幅を拡大したことで、日米金利差拡大を意識したドル買いが入り、一時79円台を回復しましたが上値は重く、78円を挟んだ揉み合いで取引を終了しました。
欧米時間は、序盤にSNB(スイス国立銀行)と思われるリバランスのユーロ売りが散見。ユーロ/ドルは、1.2340付近からストップロスを巻き込み1.2280付近へ下落、ユーロ/円も97円を割り込む展開となりました。その後、NY時間に発表された米消費者物価指数が市場予想を下回る結果となると、市場は一転してドル売りに傾斜しドル/円は96円60銭付近へ下落、ユーロ/ドルも安値圏から小幅に反発して取引を終了しました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
本日は、フィラデルフィア連銀景況指数が発表されます。追加緩和の可能性見るうえで、目先の米景気の目安となる、ISM製造業景況指数に直結してくる指標のため注目が集まっています。また、日米の金利差が拡大を続けており、本日の指標が良ければ、79円台半ばまでの上昇も考えられます。
想定レンジ 78.60-79.50
【ユーロ/円】
連日、スイス中銀による、ユーロ/スイスでのユーロ買いで積みあがったユーロを、ユーロ/米ドル、ユーロ/円、ユーロ/英ポンドなどで、ユーロを売り、ユーロ以外の通貨に外貨準備資金をシフトしているとの噂もあり、上値が重い展開が続くと思われます。
想定レンジ 95.30-97.50
【豪ドル/円】
上値83.35-40、下値82.20-25のどちらか抜けない限り、82円台中心の動きとなりそうです。ただし、米ドル/円が上値を追うようですと、連られる形で83.35-40を上抜けてくる可能性も考えられます。
想定レンジ 82.20-83.50
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:79.30 79.50
サポート:78.30 78.50
【ユーロ/円】
レジスタンス:97.50 98.00
サポート:95.50 96.00
【豪ドル/円】
レジスタンス:83.40 83.80
サポート:82.00 82.25
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 17:30 | (英)7月小売売上高指数(前月比) | -0.1% | 0.1% |
★★ | 18:00 | (欧)7月CPI <確報値>(前年比) | 2.4% | 2.4% |
★★ | 18:00 | (欧)7月CPIコア(前年比) | 1.7% | 1.6% |
★ | 21:30 | (カナダ)6月製造業売上高(前月比) | 0.3% | -0.4% |
★★★ | 21:30 | (米)新規失業保険申請件数 | 36.5万件 | 36.1万件 |
★★ | 21:30 | (米)失業保険継続受給者数 | 330万人 | 333.2万人 |
★★ | 21:30 | (米)7月住宅着工件数(季調済) | 75.7万件 | 76.0万件 |
★★ | 21:30 | (米)7月建設許可件数(季調済) | 76.8万件 | 75.5万件 |
★★★ | 23:00 | (米)8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 | -5 | -12.9 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します