昨日の動向

8月10日 米ドル/円:[始値] 78.575 [高値] 78.639 [安値] 78.160 [終値] 78.257 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 96.681 [高値] 96.728 [安値] 95.703 [終値] 96.174 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 83.120 [高値] 83.135 [安値] 82.238 [終値] 83.764 ※数値はBID値です。

8月10日の外為市場は、中国の貿易黒字が市場予想を下回り、豪ドル等の資源国通貨の売り圧力に加え、欧州株価軟調推移からユーロが下落する展開となった。その後、NY時間に入り株価が持ち直すとリスクオンの円売りが入り、全体的に前日終値と変わらない水準で取引を終了した。

東京時間は、豪ドルが冴えない展開となりました。中国の貿易黒字が市場予想を大幅に下回り、景気減速懸念が台頭。資源国通貨である豪ドルに売りが入り豪ドル/円は、82円30銭付近へと下落しました。ただ、全体的にはお盆休みを控えて様子見ムードが強く、ドル/円は小幅な値動きで推移しました。

欧米時間は、欧米株の軟調を受けてリスク回避の円買いとなりました。また、スイス国立銀行(SNB)とみられるユーロ/円の売りも円買いをサポートしたようです。
しかしながら、NY時間に入るとNYダウのプラス圏推移に加え、週末要因のショートカバーが入り、結局小幅なレンジ内取引となりました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
ドル/円は、上下にお盆休暇中の輸出と輸入企業のオーダーに挟まれ、引き続き方向感の乏しい展開となりそうです。
ただ、ここ最近78円台で揉み合っている事から、上下どちらかに動くとストップロスを巻き込み大きく動きそうです。

想定レンジ 78.00-79.00

【ユーロ/円】
ユーロ/円も方向感が乏しく狭いレンジで推移していますが、ここ最近、欧州時間に入るとスイス国立銀行(SNB)と見られるユーロ/スイス介入に伴うリバランスのユーロ売りが散見されていることから、注意が必要です。

想定レンジ 95.00-97.00

【豪ドル/円】
先週発表された中国の貿易黒字減少を材料に、資源国通貨は引き続き軟調な推移が予想されそうです。テクニカル的には直近の安値である81円50銭付近をしっかりと割り込むようだと、更なる下値を模索するでしょう。

想定レンジ 81.50-83.10

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:78.80 79.00
サポート:78.00 78.10

【ユーロ/円】
レジスタンス:97.50 98.00
サポート:95.00 95.50

【豪ドル/円】
レジスタンス:83.40 83.00
サポート:81.50 81.80

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

明日の予定

注目度 発表時間 指標 予想 前回
7:45 小売売上高 0.3% -0.6%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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