昨日の動向
7月31日 米ドル/円:[始値] 78.182 [高値] 78.300 [安値] 78.037 [終値] 78.128 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 96.862 [高値] 96.277 [安値] 95.740 [終値] 96.106 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 82.119 [高値] 82.462 [安値] 81.949 [終値] 82.049 ※数値はBID値です。
7月31日の外為市場は、フランスとイタリアの会談後フランスのオランド大統領が「ユーロを守るため、あらゆる措置を講じる」との発言で、ユーロは上昇に転じましたが、その後ドイツ財務相の報道官から「ESMへの銀行免許付与について、議論の必要もない」との声明で再び、ユーロが反落しました。
東京時間は、今週のイベントリスクを背景に非常に動きに乏しい展開となりました。月末の円需要から米ドル/円が若干円高に振られましたが、78円はサポートされました。
欧米時間は、オランド大統領の発言を受けまして、ユーロ/米ドルが1.23288まで上昇しましたが、その後のドイツ財務相の報道官からの発言で、ユーロ上昇の上値をおさえる形となりました。米ドル/円は米経済指標が総じて好結果にもかかわらず、明日のFOMCの声明を待つ形で、大きな上昇につながりませんでした。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
今週末の米国雇用統計を見極めるうえで材料となる、ADP全国雇用者数や同ISM製造業景況指数の発表があります。
さらには昨日より開催されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が公表されます。
政策金利の市場予想は前回と同様で0.25%となり、声明文の内容に注目が集まります。また本日はイベント事が多いいことから米ドル/円は大きく動く可能性があります。
想定レンジ 78.00-79.00
【ユーロ/円】
本日は独、欧州の失業率の発表があります。共に市場予想は前回値とほぼ同じで、市場予想通りとなればあまり動く要因とはなりにくいです。またユーロ/円は95.60円付近がサポートラインとなっており、95.60円付近が維持できない場合は再び94円台を目指す展開となりそうです。
想定レンジ 95.00-96.40
【豪ドル/円】
豪ドル/円は昨日上値を試すも82.50円まで届かず、上値は重く底堅く推移しています。
ただし、本日発表のあった中国の製造業PMI指数の結果が市場予想50.5を下回り50.1となったことから豪ドル円はやや売り注文が出たものの底堅く推移しています。また次のサポートラインは81.20円となります。
想定レンジ 81.20-82.50
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:78.30 78.80
サポート:77.50 77.90
【ユーロ/円】
レジスタンス:96.50 97.00
サポート:95.30 95.70
【豪ドル/円】
レジスタンス:82.50 82.80
サポート:81.00 81.50
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 16:55 | (独)製造業PMI | 43.3 | 43.3 |
★ | 17:00 | (欧)製造業PMI | 44.1 | 44.1 |
★ | 17:30 | (英)製造業PMI | 48.4 | 48.6 |
★ | 20:00 | (米)MBA住宅ローン申請指数 | - | 0.9% |
★★★ | 21:15 | (米)ADP全国雇用者数 | 12.0万人 | 17.6万人 |
★★★ | 23:00 | (米)ISM製造業景況指数 | 50.2 | 49.7 |
★ | 23:00 | (米)建設支出 | 0.4% | 0.9% |
明日の予定
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 3:15 | (米)FOMC政策金利&声明発表 | 0.25% | 0.25% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します