昨日の動向
7月30日 米ドル/円:[始値] 78.487 [高値] 78.536 [安値] 78.118 [終値] 78.170 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 96.540 [高値] 96.661 [安値] 95.528 [終値] 95.840 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 82.209 [高値] 82.314 [安値] 81.715 [終値] 82.085 ※数値はBID値です。
7月30日の外為市場は、今週のBOE、ECB、FOMCと各政策決定会合を控え、直近の上昇から調整の意味合いで、ユーロ及び欧州通貨が売られる展開となりました。
米ドル/円は引き続き狭いレンジで推移し、78.00-10レベルがサポートされている形となっています。
東京時間は、特別大きな材料のない中、月末の駆け込み的な実需の米ドル売りが出て、若干の円高方向に振れましたが、78円はサポートされました。
欧米時間は、ECBによる国債買い入れプログラムが再開されるとの観測が、マーケットで出ている一方、ドイツの反対姿勢が強いこともあり、懐疑的な見方から、ユーロが調整的な意味合いから売りに転じました。また、各国の政策決定会合というイベントリスクを控えており調整以外は、積極的なポジションの傾きは、見られませんでした。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
本日は米経済指標の発表が多く、個人所得・支出に続きS&Pケースシラー住宅価格指数、シカゴPMIおよび消費者信頼感指数が注目されます。ドル/円が米国債利回りに振られやすい展開となるものの、明日イベントリスクのFOMCもあり足許の78円台前半でのレンジ相場が続く可能性が高いと思われます。
想定レンジ 78.00-78.80
【ユーロ/円】
本日は独、欧州の失業率の発表があります。共に市場予想は前回値とほぼ同じで、市場予想通りとなればあまり動く要因とはなりにくいです。またユーロ/円は95.60円付近がサポートラインとなっており、95.60円付近が維持できない場合は再び94円台を目指す展開となりそうです。
想定レンジ 95.00-96.40
【豪ドル/円】
昨日は方向感のない相場展開が続き、82.30円付近を超えず82.50円を目指さなかったことから、当面は82.30円付近の上値が重いと思われます。また、81.40円付近を維持できない場合には、再び80円台を目指す可能性がありそうです。
想定レンジ 81.70-82.50
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:78.50 78.80
サポート:77.80 78.00
【ユーロ/円】
レジスタンス:96.30 96.80
サポート:95.00 95.30
【豪ドル/円】
レジスタンス:82.20 82.50
サポート:81.50 81.70
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 16:55 | (独)失業率 | 6.8% | 6.8% |
★★ | 18:00 | (欧)消費者物価指数 | 2.4% | 2.4% |
★★ | 18:00 | (欧)失業率 | 11.2% | 11.2% |
★ | 18:30 | (南ア)第2四半期失業率 | - | 25.2% |
★ | 21:00 | (南ア)貿易収支 | -50億 | -89億 |
★ | 21:30 | (加)GDP | 0.2% | 0.3% |
★★ | 21:30 | (米)個人所得 | 0.4% | 0.2% |
★★ | 21:30 | (米)個人支出 | 0.1% | 0.0% |
★★ | 22:00 | (米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数 | 0.40% | 0.67% |
★★ | 22:45 | (米)シカゴ購買部協会景気指数 | 52.5 | 52.9 |
★★ | 23:00 | (米)消費者信頼感指数 | 61.5 | 62.0 |
明日の予定
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 4:00 | (米)ガイトナー財務長官の発言 | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します