昨日の動向

7月27日 米ドル/円:[始値] 78.214 [高値] 78.671 [安値] 78.075 [終値] 78.509 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 96.050 [高値] 97.330 [安値] 95.637 [終値] 96.725 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 81.322 [高値] 82.360 [安値] 81.240 [終値] 82.264 ※数値はBID値です。

7月27日の外為市場は、先週のドラギECB総裁の発言による、スペイン等の国債買取期待感から、スペイン、イタリアの国債利回りが低下し、世界的に株価が上昇したことを受けまして、ユーロ、豪ドルが大幅に上昇しました。

東京時間は、大きなフローも無い中、上昇したクロス円の利益確定の売りが出るものの、大きな下落につながらず、動意薄の展開が続きました。

欧米時間は、ECBによるスペイン等の国債買取への期待感を受けたマーケットのセンチメント改善により、株価の上昇など、ユーロ、豪ドルが大幅に値を戻しました。しかし、ドイツによる反対姿勢により、ECBの具体策を見るまではとの見方もあり、ユーロ円は97円前半で上値を抑えられた形となりました。
米ドル/円は、米経済指標の良好さを受けまして、78円半ばまで上昇しました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日は特段重要視する経済指標がないことから、先週末の流れを受けた相場展開となりそうです。
今週は水曜日にFOMC政策金利、金曜日に米国雇用統計が控えています。そのため本日は方向感のない値動きとなりそうです。
また政策金利は市場予想は据え置きとみており、雇用統計では前回値8万人に対し、市場予想は10万人となっています。

想定レンジ 78.00-78.80

【ユーロ/円】
先週94円を踏みとどまったことから、当面は94.10円付近がサポートラインとなり当面は上値を試す展開となりそうです。
また今週木曜日にはECB政策金利発表が予定されています。市場予想は前回値と変わらず0.75%になりそうです。

想定レンジ 95.80-97.00

【豪ドル/円】
豪ドル/円も同様に大きな材料がないことから方向感のない展開が続きそうです。また当面は欧州懸念問題を意識しつつリスクオンとなり上値を目指す展開となりそうです。ただし、豪ドル/円は82.30円付近が上値が重く、82.30円付近を抜けた際には83円ちょうど付近を目指す展開となりそうです。

想定レンジ 81.70-82.50

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:78.80 80.00
サポート:77.80 78.00

【ユーロ/円】
レジスタンス:96.80 97.30
サポート:95.50 96.00

【豪ドル/円】
レジスタンス:82.40 82.80
サポート:81.00 81.70

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:30 (英)消費者信用残高 4億 7億
17:30 (英)住宅ローン承認件数 4.80万件 5.11万件
18:00 (欧)消費者信頼感 -21.6 -21.6
23:30 (米)ダラス連銀製造業活動指数 2.0 5.8
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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