昨日の動向

7月18日 米ドル/円:[始値] 79.085 [高値] 79.151 [安値] 78.751 [終値] 78.808 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 97.197 [高値] 97.298 [安値] 96.464 [終値] 96.756 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 81.553 [高値] 81.704 [安値] 81.242 [終値] 81.674 ※数値はBID値です。

7月18日の外為市場は、米株価が、住宅関連指標や企業決算の好結果により上昇し、豪ドルが上昇し、対価として米ドルが売られる展開となりました。
FRB議長が議会証言で追加緩和の可能性を示唆したことやベージュブックにおいて米経済の成長鈍化を明らかにしたことで、米ドル売りに拍車がかかりました。

東京時間は、特段材料がない中、米10年債利回り低下、20日に開かれるユーロ圏財務相会合への警戒感から、米ドル/円は上値の重い展開が続きました。

欧米時間では、メルケル独首相による、「ユーロプロジェクトは、すべてが上手く機能する確信ができる形に、まだ構築できてない」との発言により、ユーロは下落に転じました。その後は、ベージュブックにおいての米経済成長の鈍化を明らかにしたことで、豪ドル、ユーロは買い戻される展開となりました。
しかし、ユーロの上値は依然重く限定的となりました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日は米新規失業保険申請件数フィラデルフィア連銀業況指数および中古住宅販売件数が発表されます。
中でも米景気の方向性を判断する上でフィラデルフィア連銀業況指数への注目度が高いとみられます。
フィラデルフィア連銀分でも前月からの改善が確認されると、米製造業景況感の悪化一服感が強まり、ドル/円の下支え要因となりそうです。
また直近のサポートラインは78.30円付近となりそうです。

想定レンジ 78.30-79.00

【ユーロ/円】
ユーロ円は明日にユーロ圏財務相電話会談が開催されるため、市場の注目が集まっています。
市場予想ではスペインの銀行支援についての覚書案が合意されるとみられており、融資額に注目が集まります。
そのため本日は重要経済指標がないことから、値動きは限定的なものとなりそうです。

想定レンジ 96.50-97.60

【豪ドル/円】
豪ドル/円は底堅く、堅調に推移しています。ただし、次のレジスタンスが82.30円付近であることから上値は重い展開が予想されます。
ただし、82.30円を超え上昇した際には次のレジスタンスラインは82.80付近となりそうです。また商品市場では金のレンジ幅が狭くなってきていることからレンジ相場を抜けブレイクした際には、豪ドル/円にも若干つられての動きとなりそうです。

想定レンジ 81.30-82.30

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:79.00 79.30
サポート:78.30 78.50

【ユーロ/円】
レジスタンス:97.00 97.30
サポート:96.00 96.30

【豪ドル/円】
レジスタンス:81.80 82.00
サポート:81.00 81.20

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:00 (欧)経常収支 46億
★★ 17:00 (英)小売売上高 0.6% 1.4%
21:30 (加)卸売売上高 0.2% 1.5%
★★ 21:30 (米)新規失業保険申請件数 36.5万件 35.0万件
★★ 23:00 (米)フィラデルフィア連銀景況指数 -8.00 -16.60
★★ 23:00 (米)中古住宅販売件数 462万件 455万件
★★ 23:00 (米)景気先行指数 -0.1% 0.3%

今後の予定

注目度 発表時間 指標 予想 前回
未定 (南ア)SARB政策金利 5.5% 5.5%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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