昨日の動向

7月17日 米ドル/円:[始値] 78.867 [高値] 79.169 [安値] 78.788 [終値] 78.056 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 96.796 [高値] 97.370 [安値] 96.399 [終値] 97.201 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 80.825 [高値] 81.629 [安値] 80.672 [終値] 81.540 ※数値はBID値です。

7月17日の外為市場は、FRB議長による議会証言が事前予想通り、「景気が更に減速する場合には追加金融緩和を行う用意がある、」と述べたものの、具体的な時期や機会について言及しなかったことから、ユーロ、豪ドルは下落しました。しかし、経済や雇用に関してわずかながらの減速懸念を言及したことで、追加緩和期待が残り、住宅関連の米経済指標が市場予想を上回り、米株価が回復し、ユーロ、豪ドルは反発し行って来いの展開となりました。

東京時間は、RBA議事録要旨が発表され、豪経済の成長ペースが予想よりやや力強いと見ており、政策金利を当面据え置く可能性が大きくなったことから、豪ドルは大きな上昇を見せるでもなく、底堅く推移しました。

欧米時間では、特別な材料もないまま自律反発した、米ドル/円は79円近辺でしっかり推移、FRB議長議会証言で、クロス円が下げる中、米ドルが買われる展開に、米ドル/円は大きな下げに至らず、78.788レベルで反発し、米株の上昇をきっかけとした、クロス円の買い戻しで、再度79円台に回復しました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日は米国、米住宅着工件数、バーナンキFRB議長の議会証言および米地区連銀報告(ベージュブック)が予定されています。
米住宅関連指標は全般的に持ち直し基調の継続が予想される中、米ドル/円は住宅着工件数の結果が市場予想に対し上振れでも大幅上昇には繋がりにくく、逆に市場予想を下回った場合、米ドル/円は底堅さを維持できるかに注目が集まります。

想定レンジ 79.00-79.60

【ユーロ/円】
本日は欧州の重要経済指標はなく、米ドル/円の動きをにらんだ展開となりそうです。日足でチャートを見るとユーロ円は96.50円付近を下回ることがなければ、96.50円付近がダブルボトムとなり底堅い展開となりそうです。また直近のレジスタンスラインは97.80円付近となり、引き続き上値の重い展開となりそうです。

想定レンジ 97.00-98.30

【豪ドル/円】
豪ドル/円は昨日81円を割れ込む場面がありましたが底堅く堅調に推移していますが、7月の初めごろには82.30円付近まで上昇したものの上値を更新する事ができなかったため、82円ちょうど付近で売り圧力が強まりそうです。また、豪ドルは対ドルで上昇しており、本日7月5日の高値を上回ることができれば、豪ドル/円もつられて上昇しそうです。

想定レンジ 81.00-82.30

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:79.20 79.80
サポート:78.30 78.80

【ユーロ/円】
レジスタンス:97.00 97.50
サポート:96.00 96.30

【豪ドル/円】
レジスタンス:81.80 82.00
サポート:80.80 81.00

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:00 (南ア)消費者物価指数 0.3% 0.1%
★★ 17:30 (英)BOE議事録
★★ 17:30 (英)失業率 4.9% 4.9%
18:00 (欧)建設支出 -2.7%
20:00 (南ア)小売売上高 -0.4% 1.5%
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数 -2.1%
21:30 (米)住宅着工件数 74.5万件 70.8万件
★★★ 23:00 (米)バーナンキFRB議長 議会証言
★★ 23:30 (加)BOC金融政策報告

明日の予定

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 3:00 (米)地区連銀経済報告
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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