昨日の動向

6月25日 米ドル/円:[始値] 80.471 [高値] 80.614 [安値] 79.438 [終値] 79.663 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 100.992 [高値] 101.102 [安値] 99.155 [終値] 99.621 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 80.833 [高値] 80.957 [安値] 79.294 [終値] 80.741 ※数値はBID値です。

6月25日の外為市場は、メルケル独首相が依然としてユーロ共同債、欧州預金保険設立について反対姿勢を示していることで、週末開催が予定されているEU首脳会談での問題解決期待の後退や、ギリシャとの経済面でのつながりが多いキプロスの格下げを受けてマーケットは、リスクオフとなり、ユーロ、豪ドルは売られ、円、米ドルが買われました。特にクロス円の下落が顕著となり、連れる形で米ドル/円も79円半ばまで下落しました。

東京時間は、特段の材料がない中、週末のEU首脳会談を懸念したリスク回避の円買いから、クロス円が弱含む展開となりました。

欧米時間に入ると、引き続き週末のEU首脳会談での債務危機の解決策が懸念され、欧米の株価も下落しマーケットはリスクオフの展開となりました。
ユーロ円は99.155まで下落しましたが、マーケット関係者は、イベント前には好、悪材料のヘッドラインで一喜一憂する展開が今週は続くと見ているようです。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日米国経済指標面では、S&Pケースシラー住宅指数、消費者信頼感指数の発表が控えており、市場の予想よりも良い結果となった際は、米国景気の下支え要因となりドル/円の下支え要因となり、ドル/円は再び80円台回復を窺う展開となりそうです。

想定レンジ 79.00-80.00

【ユーロ/円】
本日はロンドン勢の本格参入以降にスペイン短期債入札が控えています。
スペイン債入札については、短期間の債券においても堅調な需要が見られなければ、ユーロ/円は売り圧力が強まりそうです。また足元は99円ちょうど付近がサポートラインとなっているため99円を割り込んだ場合には、98.50円を目指す展開となりそうです。

想定レンジ 98.50-100.30

【豪ドル/円】
朝方、中国の景気減速対処で8月にも利下げの公算との報道から、中国の内需拡大期待から、80円レベルまで上昇しています。本日も豪ドル単体の大きな材料もないことから、ユーロに連動するような動きが想定されそうです。

想定レンジ 79.50-80.80

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス: 80.00 80.60
サポート:78.80 79.30

【ユーロ/円】
レジスタンス:100.80 101.00
サポート:98.50 99.00

【豪ドル/円】
レジスタンス:80.50 81.00
サポート79.00 79.30

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
15:00 (独)GFK消費者信頼感調査 5.6 5.7
17:30 (英)公共部門ネット負債 140億 -188億
22:00 (米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数 0.30% 0.09%
★★ 23:00 (米)消費者信頼感指数 63.0 64.9
23:00 (米)リッチモンド連銀製造業指数 2 4

明日の予定

注目度 発表時間 指標 予想 前回
07:45 (NZ)貿易収支 3.00億 3.55億
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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