【FXデイリーチャート5月18日】ギリシャの利下げ、米経済指標の悪化を受け円全面高に

昨日の動向

5月17日　米ドル/円：[始値] 80.298 [高値] 80.327 [安値] 79.128 [終値] 79.316 ※数値はBID値です。
ユーロ/円：[始値] 102.107 [高値] 102.369 [安値] 100.533 [終値] 100.689 ※数値はBID値です。
豪ドル/円：[始値] 79.605 [高値] 79.976 [安値] 78.373 [終値] 78.467 ※数値はBID値です。

5月17日の外為市場は、ギリシャとスペインの銀行の懸念や米経済指標の悪化を受けて、リスク選好で円が買われる展開となりました。

東京時間は、東京、中国株が順調に推移したことで、豪ドル円は80円手前まで上昇するものの、ギリシャ関連等のヘッドラインニュースでマーケットはリスクに反応しやすくなっているため、米ドル/円をはじめ、クロス円も上値が重たい展開となりました。

欧米時間に入ると、格付け機関がギリシャのソブリン債をCCCに、スペインの銀行16行を格下げしたことで、ユーロ安になりました。
また、米経済指標のフィラデルフィア連銀景況指数が、大幅に悪化したことを受けて、追加緩和が意識され、米ドル/円は大幅に下落、リスク回避の円全面高の展開となりました。

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
昨晩の下げが、急だったため、政府筋から口先介入等も考えられ、下値の79円は死守されると思われます。
週末でもあり、一旦はショートカバーが入りやすい展開になりやすいと思われます。
ただし、リスクには反応しやすいため、ヘッドライン等のニュースには注意が必要です。

想定レンジ　79.00-79.80

【ユーロ/円】
ギリシャ、スペイン問題が懸念され、引き続き上値が重い展開になると思われます。
株価がさえない展開になると、100円割れを目指す展開になると思われますが、こちらも円売り介入警戒感から、100円レベルは堅く推移すると思われます。

想定レンジ　100.00-101.80

【豪ドル/円】
昨夜の欧米株価がさえない中、本日のアジア株価次第では豪ドルはさらなる下押しが予想されます。
80円がレジスタンスになりつつ上値が重い展開が続きそうです。

想定レンジ　78.00-80.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:80.00　80.50
サポート:78.80　79.00

【ユーロ/円】
レジスタンス:101.50　102.00
サポート:100.30　100.00

【豪ドル/円】
レジスタンス:79.00　79.50
サポート:79.30　79

※ 下記各5分足チャートは、当日 9：30 現在のものです。
※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

チャート1：米ドル/円　5分足チャート

チャート2：ユーロ/円　5分足チャート

チャート3：豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★	15:00	（独）生産者物価指数-4月	0.3％	0.6％
★	21:30	（加）消費者物価指数コアｰ4月	0.2％	0.3％
★★	21:30	（加）消費者物価指数-4月	0.3％	0.4％

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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