昨日の動向

5月4日 米ドル/円:[始値] 80.183 [高値] 80.384 [安値] 79.786 [終値] 79.812 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 105.460 [高値] 105.555 [安値] 104.382 [終値] 104.420 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 82.289 [高値] 82.389 [安値] 81.179 [終値] 81.195 ※数値はBID値です。

5月4日の外為市場は、4月の米雇用統計が発表され、強弱まちまちの内容となるものの、米株価の下落等を受けまして、米ドル/円は、80円を割り込みましたが、5月1日の安値を割り込むことなく取引されました。

欧米時間に発表されました4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が+11.5万人と市場予想を大きく下まわる一方、過去分の上方修正、失業率が8.1%へ低下したことで、発表直後は80.35レベルまで上昇しましたが、その後は株価下落、米中長期債利回り低下を受けて、マーケットは素直に米ドル売りに反応し、79.786まで下落しました。
この雇用統計の結果を受けて、2月より続いていましたリスクオンの取引が解消され、円買い、エネルギー、金属の下落へとつながりました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日は先週末の米国雇用統計の結果(予想16.5万人 結果11.5万人)を受け、リスク回避の相場展開となりそうです。
ただし、5月1日に付けた安値79.60付近がサポートとなっており、底堅く上値の重い展開となりそうです。

想定レンジ 79.600-80.30

【ユーロ/円】
フランス大統領選挙の投票結果は現職のサルコジ大統領が敗北し、5月6日のギリシャ総選挙における出口調査の段階では連立与党で過半数に達しない見通しが示されており、緊縮路線が変更を迫られる可能性が高まっております。
そのためユーロ円は、本日の早朝より103円台から取引が始まっており、一時103.216まで安値を拡大しているため上値の重い展開となりそうです。

想定レンジ 102.80-104.50

【豪ドル/円】
先週末からリスク回避の流れを受け豪ドル円は大きく下げており、1週間で3円近く値を下げています。
対ドルでも豪ドルは弱く徐々に安値を更新しており、今週には80円台を割れ込む可能性があります。

想定レンジ 80.00-81.30

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:80.00 80.60
サポート:79.30 79.60

【ユーロ/円】
レジスタンス:104.30 105.50
サポート:103.00 103.20

【豪ドル/円】
レジスタンス:81.50 82.50
サポート:80.00 80.50

下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
14:45 (ス)失業率 3.1% 3.2%
16:15 (ス)消費者物価指数 0.2% 0.6%
19:00 (独)製造業受注 0.5% 0.3%
21:30 (加)住宅建設許可 -1.5% 7.5%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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