昨日の動向

5月1日 米ドル/円:[始値] 79.812 [高値] 80.300 [安値] 79.637 [終値] 80.095 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 105.656 [高値] 106.189 [安値] 105.520 [終値] 106.017 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 83.189 [高値] 83.284 [安値] 82.099 [終値] 82.719 ※数値はBID値です。

5月1日の外為市場は、RBAが政策金利を市場予想の0.25%に反して0.5%引き下げ、年3.75%に引き下げたことから豪ドル売りになりました。米ドル/円は経済指標の良好さから80円を回復し、総じて円売りの展開となりました。

アジア時間は、RBAが政策金利を市場予想に反し0.5%引き下げたことにより、豪ドル/円は82.099まで下落し、連れる形で米ドル円も昨日の安値を下回る79.637まで下落しました。

欧米時間は、ギリシャ、フランスの選挙を前に悪材料が出尽くした感があるユーロは、対ドルでは終始小動きに展開しました。
その後、米ISM製造業景況指数が市場予想の53を上回る54.8との結果に米ドル買いに素直に反応し、米ドル/円は80円を回復し、一時80.30まで上昇しました。その後は週末に雇用統計も控えており、短期筋の利益確定の売りも出て80.095でクローズしました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日はADP 民間雇用統計、明日はISM 非製造業景況指数そして金曜は雇用統計と、重要経済指標が集中しており週末にかけて変動幅が高くなりそうです。ただし、本日は連休の谷間とあって方向感のない展開となりそうです。
直近のサポートラインは79.50付近になりそうです。

想定レンジ 79.50-80.60

【ユーロ/円】
仏大統領選挙、ギリシャでは二大政党(ND、PASOK)のいずれも過半数を取れず財政緊縮策の後退、ECB(欧州中央銀行) 政策理事会における景気認識の慎重化など、いずれもユーロにとってネガティブな結果が想定されており引き続きユーロ/円は上値の重い展開となりそうです。

想定レンジ 105.30-106.50

【豪ドル/円】
昨日の利下げ発表後から大きく下げるも底堅く、徐々に下値を切り上げ戻し気味に推移しています。
しかし、追加利下げ観測がくすぶっていることが影響して、豪ドルは対ドル・対円で徐々に上値の重い展開となっております。
また昨日82円台を維持したことから豪ドル/円の買い圧力が強いと思われます。

想定レンジ 82.00-83.50

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:80.00 79.55
サポート:80.30 80.80

【ユーロ/円】
レジスタンス:106.30 107.00
サポート:105.80 105.50

【豪ドル/円】
レジスタンス:83.30 84.00
サポート:882.60 82.00

下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
16:55 (独)失業率 6.7% 6.7%
16:55 (独)製造業PMI【確報値】 46.3 46.3
17:00 (欧)製造業PMI【確報値】 46.0 46.0
17:30 (英)建設業PMI 54.0 56.7
17:30 (英)消費者信用残高 3億 4億
17:30 (英)マネーサプライM4  -3.4%
18:00 (欧)失業率 10.9% 10.8%
★★★ 21:15 (米)ADP全国雇用者数 17.0万人 20.9万人
★★ 23:00 (米)製造業受注指数 -1.7% 1.3%

明日の予定

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 翌日 07:45 (NZ)第1四半期失業率 6.2% 6.3%
★★   (NZ)就業者数増減 0.5% 0.1%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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