昨日の動向

4月19日 米ドル/円:[始値] 81.270 [高値] 81.727 [安値] 81.168 [終値] 81.609 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 106.619 [高値] 107.330 [安値] 106.486 [終値] 107.200 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 84.162 [高値] 84.720 [安値] 83.948 [終値] 84.303 ※数値はBID値です。

4月19日の外為市場は、予定されていました、スペイン債の入札は好結果になったにも関わらず、スペイン株が下落し、フランスの格下げの噂もあり、ユーロは一時下落しました。

東京時間は、朝方発表された3月の貿易収支の赤字額が予想ほど大きくなく、一旦は円買いの展開になりました。
しかし、日銀による追加緩和期待もあり、81円を割り込むまで至らず、その後IMFの専務理事が欧州支援の資金拠出は3,160億ドルあるとの発言や、中国の預金準備率引き下げ観測で、リスク選好の円売りの展開となりました。

欧州時間は、スペイン債の入札が好結果だったにもかかわらず、スペイン株が大幅な下落やフランスの格下げの噂を受けまして、ユーロドルは1.31台を割り込み、1.30683まで、、ユーロ円も106.486まで下落しました。その後は、欧州実需筋の買い、ショートカバー(買戻し)がはいり、結局は行って来いの展開となりました。

米国時間は、発表されました米経済指標が軒並み市場予想を下回り、欧州及び米国の株価は下落に転じ、株価に反応しやすい豪ドル/円は下落しました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日は重要経済指標はなく材料となりそうなイベントにかけますが、市場の注目はG20会合、 世界銀行とIMF(国際通貨基金)の春季総会、さらに来週の25日はFOMC(連邦公開市場委員会)があり様子見ムードとなり狭いレンジでの取引となりそうです。またG20会合でIMFの財源強化に注目が集まります。

想定レンジ 80.50-81.50

【ユーロ/円】
昨日フランス国際の格下げの噂が出るなど、依然としてユーロは弱いですが底堅く上値の重い値動きを見せています。
今週末のフランス大統領選挙、第1回投票が控えていることなどもあり依然として方向感のない値動きが続きそうです。

想定レンジ 106.00-107.50

【豪ドル/円】
中国の金融緩和への期待が一時的に地合いを押し上げており、84円台が底堅い値動きを見せています。
また、豪ドル/円は今週の高値84.70付近に近づいており、利益確定の売りなどが出て押し戻される展開となりそうです。また84.80付近は3月から4月にかけての38.2%戻しとなっております。

想定レンジ 83.50-84.80

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:81.80
サポート:81.10 81.30-35

【ユーロ/円】
レジスタンス:107.50
サポート:106.50 107.00

【豪ドル/円】
レジスタンス:84.70 85.00
サポート:84.00

下記各5分足チャートは、当日 9:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:00 (独)IFO景況指数 109.5 109.8
★★ 17:30 (英)小売売上高 0.5% -0.8%
21:30 (加)景気先行指数 0.5% 0.6%
★★ 21:30 (加)消費者物価指数 0.5% 0.4%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

経済指標はこちら