昨日の動向
4月18日 米ドル/円:[始値] 80.851 [高値] 81.557 [安値] 80.846 [終値] 81.247 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 106.120 [高値] 106.875 [安値] 106.105 [終値] 106.605 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 84.009 [高値] 84.706 [安値] 83.969 [終値] 84.119 ※数値はBID値です。
4月18日の外為市場は、BOEの議事録において、追加量的緩和の後退、また、失業率の改善も見られ、マーケットは英ポンド買いに。
特に、ユーロ/英ポンドの売りが顕著となりユーロは下落、英ポンド/円の買いに連れる形で米ドル/円、その他クロス円も上昇しました。
東京時間は、西村日銀副総裁が「必要に応じて追加的な措置を講じていく」との発言を受けて、ドル円は81円台に上昇しました。
しかし、81.50より上の売りオーダーが厚く、また日本の貿易収支の結果を見極めてからとの声も聞かれ、積極的な米ドル円の買いにはつながりませんでした。
欧州時間は、スペイン債入札を控え、欧州圏の債務危機に対する懸念が高まり、マーケットはユーロ売りの展開となりました。
また、BOEの議事録において追加量的緩和が後退したことにより、マーケットはユーロ/英ポンドの売りとなりました。
量的緩和の有無で英ポンド/円も素直に上昇し、米ドル/円及び、クロス円も連れ上昇となりました。
米国時間は、下落していたユーロは、「スペインが財政赤字削減すれば、ECBはスペイン国債購入を進める」とメドレーレポートの噂やロンドンFIXでのユーロ買いが入り、一旦はユーロサポートとなりました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
本日のドル/円は米国重要指標、週間新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀景況指数等があるが市場予想は前回値とさほど変わらず大きなサプライズとはならなそうです。ただ米国では現在決算発表が続いており、サプライズがあれば81台を再び割れ込む可能性があります。
想定レンジ 80.50-81.50
【ユーロ/円】
本日欧州タイムにはスペイン財政への懸念が燻る中でスペイン国債の入札が予定されており、先日の短期債入札に比較して注目度も高く、本日から明日にかけてG7およびG20財務相・中央銀行総裁会議が開催されることもあり、様子見ムードが高まりレンジ相場が予想されます。
想定レンジ 105.50-107.50
【豪ドル/円】
先週から安値が切り上がっているが上値が重い展開になっており、当面はレンジ相場が続きそうです。
また、株価に敏感な通貨ということもあり各国の株価指数次第では上下に振られることが予想されます。
直近のサポートは83.50付近でレジスタンスは84.80付近。
想定レンジ 83.50-85.00
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:81.60
サポート:80.70 81.00
【ユーロ/円】
レジスタンス:107.00
サポート:106.00 106.30
【豪ドル/円】
レジスタンス:84.80
サポート:84.00 84.20
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 21:30 | (米)週間新規失業保険申請件数 | 37万件 | 38万件 |
★ | 23:00 | (欧)消費者信頼感【速報値】 | -19.0% | -19.1% |
★★ | 23:00 | (米)フィラデルフィア連銀景況指数 | 12.0 | 12.5 |
★★ | 23:00 | (米)中古住宅販売件数 | 462万件 | 459万件 |
★★ | 23:00 | (米)景気先行指数 | 0.2% | 0.7% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します