昨日の動向

4月17日 米ドル/円:[始値] 80.406 [高値] 80.919 [安値] 80.332 [終値] 80.847 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 105.601 [高値] 106.287 [安値] 105.270 [終値] 106.101 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 83.239 [高値] 84.170 [安値] 82.871 [終値] 84.026 ※数値はBID値です。

4月17日の外為市場は、スペイン短期債の入札が好調、ドイツのZEWが市場予想を上回る結果に、欧州圏のリスクがやや後退したことにより、リスクオンの展開となりました。

東京時間はRBA議事録を受けて、利下げ余地が確認されマーケットは豪ドル売りに、またアジア株の下げによるリスクオフの展開となり、円買が買われ、豪ドル/円は82.871、米ドル/円は80.919、ユーロ/円は105.270とそれぞれ下落しました。

欧州時間は、スペイン国債の入札が予想を上回る調達額となり、また、ドイツのZEWも市場予想を上回る結果にユーロ/円は106円台に乗せる展開に、連れる形で米ドル/円、豪ドル/円もそれぞれ上昇に転じました。

米国時間は、米受託関連の指標が悪かったにもかかわらず、IMFが世界各国の経済見通しを上方修正したことで、米株価は上昇し、株価に反応しやすい豪ドルはさらに上昇し、84.17まで上昇しました。マーケットはリスク選好の形となり、米ドル/円を含む、クロス円は、総じて高値でクローズしました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日のドル/円は、米国重要経済指標がない中、ドル/円に対する悪材料が出ない限り足許のリスク選好度合いが改善し全面的なリスク選好度の改善が続きそうです。また米国債利回りの動きに振られる展開となりそうです。

想定レンジ 80.50-81.50

【ユーロ/円】
本日は昨日スペインの国債入札で調達額が目標上限額を上回る好結果となり国債利回りが低下し、ユーロ圏債務懸念が後退したことから、ユーロ/円は昨日付けた安値104.60付近がサポートラインとなり当面は底堅く、108円台を目指していく展開になると思われます。

想定レンジ 105.50-107.50

【豪ドル/円】
昨日発表された4月のRBA(オーストラリア準備銀行)議事で利下げを検討する方向が示されましたが、株価につられて底堅値動きが続いており、1時間足で見るとダブルボトムが形成されており、先週13日の高値84.80付近を超え85.30付近まで上昇する可能性があります。

想定レンジ 84.00-85.30

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:81.00 81.50
サポート:80.30 80.00

【ユーロ/円】
レジスタンス:106.80 107.00
サポート:106.30 105.70

【豪ドル/円】
レジスタンス:84.80 85.00
サポート:84.00 83.30

下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:30 (英)BOE議事録(4月4日・5日開催分)
★★ 17:30 (英)失業率 5.0% 5.0%
18:00 (欧)建設支出 -0.8%
23:30 (加)BOC金融政策報告書

明日の予定

注目度 発表時間 指標 予想 前回
07:45 (NZ)第1四半期消費者物価指数 0.5% -0.3%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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