【米ドル/円】76円割れないものの、下落基調変わらず
昨日までの動向
2月 1日 米ドル/円:[始値] 76.256[高値] 76.343[安値] 76.033[終値] 76.209 ※数値はBID値です。
2月1日米ドル/円は、陰線引けとなりました。
東京市場では、76.30レベルから76.11レベルとせまいレンジ推移しました。76円割れを目指す展開まで行きませんでした。
欧米市場でも、ギリシャ債務問題が合意に近いとの発言を受けまして、EUR買い、ドル売りに反応し、米ドル/円も76円割れを目指す展開となりましたが、介入警戒感や個人投資家の買いが厚く、その後は買い戻され76.20レベルで引けました。
米ドル/円 直近の値動きと主なイベント
東京市場概況
【米ドル/円】
76.30レベルから76.11レベルとせまいレンジ推移しました。
欧米市場概況
【米ドル/円】
ギリシャ問題が合意に近いとの事から、EUR/USDで買い戻しが入り、米ドル/円も東京時間の安値を割り込み、76.033レベルまで下落しました。さらに76円割れを目指す展開となりましたが、株価が上昇や米国債利回り低下を受けてUSDが買戻され、アジア時間と同じレベルで引けました。
【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陽線引けとなりました。
4営業振りの陽線引けとなったユーロ/円は、東京市場時間には、短期筋の売りにより100円を割り込み、99.238円まで下落しました。その後はギリシャ財務相が民間債権者との債務減免交渉が合意に近いとの発言や、欧州諸国の債権利回りの低下、株価上昇を背景にEURが一気に買い戻され100.676まで上昇しました。その後はやや押したものの、100.30レベルで引けました。
【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陽線引けとなりました。
東京市場時間は、短期筋の売り圧力を受けながらも、中国PMIの好結果により、ほかのクロス円の下げほど影響を受けず、80.55レベルまでの下落後、こちらも株価上昇を背景に、81.85レベルまで上昇しました。
その後はやや戻し81.58レベルで引けました。
本日の展望
【米ドル/円】口先介入
ここ数日のテーマ76円がサポートされるかにマーケットは注目が集まっています。76円にはオプション絡みの買いがあり、また、連日の口先介入が功を奏しているのか、とりあえずは保たれています。しかし、マーケットのトレンドは下向きであり下落局面には注意が必要です。
米ドル/円 日足チャート
【ユーロ/円】ユーロ圏での動き次第
本日もユーロ圏でのさまざまの動向で、マーケットは左右されそうです。大概はギリシャ問題、債券利回り、株価で動くことになるようです。ボックスの中で方向感無く動くことになると思われます。
ユーロ/円 日足チャート
【豪ドル/円】貿易収支
本日9時30分発表の12月の貿易収支は17.09億AUDドルの黒字(マーケット予想12億AUDの黒字)と予想を大きく上回り、AUDは上申対ドルの取引で1.0730レベルで取引中、10月27日の高値1.0750レベルが視野に入って来ました。豪ドル/円は昨日の高値を越えるには至っていませんが、後の材料として株価の動向次第では高値更新する可能性もあります。
豪ドル/円 日足チャート
ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート
本日の主な指標
<欧米市場>
【注目度☆☆ 】東京時間22:30 (米)非農業部門労働生産性-4Q 予想値1.0% 前回2.3%
【注目度☆☆ 】東京時間22:30 (米)単位労働費用 -4Q 予想値0.8% 前回-2.5%
【注目度☆☆ 】東京時間22:30 (米)新規失業申請件数 予想値37万件 前回37.7万件
※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。
参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド
※当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。