2023年7月の保有投資信託~騰落率ベスト10
2023年7月1~31日までに、新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)は、国債や社債以外の株式、投資信託、ETF(上場投資信託)、REIT(リート:不動産投資信託)など、全て購入できるので、[つみたてNISA]で購入できるもの、[iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)]で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!
*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。
1位:iFreeレバレッジ ATMX+
騰落率:34.44%
どんなファンド?:日々の値動きがFactSet ATMX+指数の2倍程度のレバレッジ投信で、為替ヘッジがあります。
組み入れ上位銘柄は、リ・オート(中国新興EVメーカーの「御三家」の一つ)、バイドゥ(中国で最大の検索エンジンを提供するIT大手)、ネットイース(オンラインサービスを提供するIT企業。ゲームでは中国第2位のシェア)、NIO(中国の新興EVメーカーの「御三家」の一つ)、JD.com(中国EC市場シェア2位のWebサービス会社)、シャオミ(スマホメーカーとして創業、現在は総合家電メーカー)、テンセント(中国テクノロジー企業)、アリババ、Trip.com(米国の企業を中国が買収し、ホテルや航空券の予約サービスを行う企業)、メイチュアン(「食と生活」に関するサービスをスマホアプリ上で提供する新興IT企業)です。
まつのすけコメント:中国の政権によるIT企業への締め付けが、ついに終了するという観測が浮上しているからか、中国のテック企業の株価が大きく上昇しました。経済停滞の打開が重要な課題として浮上しており、また金融政策の方向性は引き締めではなく、むしろ緩和方向なのも追い風です。
2位:iFreeNEXT ATMX+
騰落率:14.37%
どんなファンド?:「ATMX+インデックス・マザーファンド」を通じて、香港の株式(DR[預託証券]を含む)に投資し、投資成果を「FactSet ATMX+指数(円ベース)」の動きに連動させることを目指して運用するインデックス投信です。為替ヘッジはないので、円安になると基準価額の上昇に寄与し、円高だと逆になります。組み入れ銘柄は1位のレバレッジ型投信と同様です。
まつのすけコメント:レバレッジなしのATMX+連動投信も高パフォーマンスでした。ただし、為替は円高となり、その分がマイナスとなっています。日銀のYCC修正後は一時的に円高になったものの、その後円安になっており、今後に注目です。
騰落率:9.67%
どんなファンド?:日々の基準価額の値動きがNASDAQ-100指数(米ドルベース)の2倍程度となることを目指している投資信託です。為替ヘッジがあり、為替の影響は受けません。
組み入れ上位銘柄は、マイクロソフト、アップル、Amazon.com、エヌビディア(半導体大手)、メタプラットフォームズ(Facebook・Instagram・Threadsなど)、アルファベット(Google・YouTubeなど)、ブロードコム、ペプシコです。
まつのすけコメント:情報技術のテクノロジー企業を中心とした100銘柄に分散投資できます。為替ヘッジありなので、円高になった場合はなしの投信よりプラスです。8~9月のテクノロジー企業は、軟調になる年も目立ち、今年も上昇一服となる可能性はありますが、来年春にかけては上昇を期待できると考えています。
騰落率:9.04%
どんなファンド?:日々の基準価額の値動きがNYSE FANG+指数(米ドルベース)の2倍程度となるように運用を行う投資信託です。為替ヘッジありです。組み入れ銘柄は、アップル、Amazon.com、メタプラットフォームズ、アルファベット、ネットフリックス、エヌビディア、テスラ、マイクロソフト、AMD(半導体大手)、スノーフレイク(データクラウドなど)です。
まつのすけコメント:NYSE FANG+指数は10銘柄に等金額で投資するのが特徴のインデックスで、数十銘柄に分散投資するのが多い投資信託としては、ユニークなタイプです。メガテックへの集中投資が可能です。
騰落率:7.70%
どんなファンド?:日々の基準価額の値動きがS&P500(米ドルベース)の2倍程度となることを目指している投資信託です。為替ヘッジ付きとなり、有名な株価指数であるS&P500の値動きに対して、日々2倍となるのが基本です。ドル/円の変動は無関係となります。
まつのすけコメント:組み入れ上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、Amazon.com、エヌビディア、アルファベット、テスラ、メタプラットフォームズ、バークシャー・ハサウェイ(投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットが会長兼CEOを務める機関投資家)、ユナイテッドヘルス・グループ(ヘルスケア製品や医療保険サービスの大手)です。米国を代表する企業に分散投資でき、NASDAQ-100よりも幅広い業種をカバーしています。