2023年6月の保有投資信託~騰落率ベスト10

 2022年6月1~30日までに、新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)は、国債や社債以外の株式、投資信託、ETF(上場投資信託)、REIT(リート:不動産投資信託)など、全て購入できるので、[つみたてNISA]で購入できるもの、[iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)]で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!

*騰落率投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。

1位:iFreeレバレッジ ATMX+

騰落率:17.03%

どんなファンド?:日々の値動きがFactSet ATMX+指数の2倍程度のレバレッジ投信で、為替ヘッジがあります。組み入れ上位銘柄は、リ・オート(中国新興EVメーカーの「御三家」の一つ)、バイドゥ(中国で最大の検索エンジンを提供するIT大手)、ネットイース(オンラインサービスを提供するIT企業。ゲームでは中国第2位のシェア)、NIO(中国の新興EVメーカー御三家の一つ)、JD.com(中国EC市場シェア2位のWebサービス会社)、シャオミ(スマホメーカーとして創業、現在は総合家電メーカー)、テンセント(中国テクノロジー企業)、アリババ、Trip.com(ホテルや航空券の予約サービスを行う企業。米国の企業を中国企業が買収)、メイチュアン(「食と生活」に関するサービスをスマホアプリ上で提供する新興IT企業)です。    

まつのすけコメント:中国の政権が経済も重視するスタンスを見せ始め、金融緩和を進めていることが影響したのか、中国のテック企業の株価が大きく上昇しました。この流れが続くか否かに注目です。    

2位:米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし)    

騰落率:16.70%    

どんなファンド?:米国のインフラ設備の建設・改修・メンテナンス、建設資材の生産・輸送などに直接関わる企業の株式に投資するアクティブ投信です。原則として為替ヘッジはなく、米ドルに対して円安になると有利になり、円高になるほど不利になります。    

まつのすけコメント:組み入れ上位銘柄は、建設・土木業(クアンタ・サービシーズ、エイコム、マステック)、電気設備業(イートン、ハベル、ロックウェル・オートメーション)、建設資材(マーチン・マリエッタ・マテリアルズ)、建設関連製品(トレイン・テクノロジーズ)、機械(リンカーン・エレクトリック)、商社・流通業のファスナルです。インフラ関連銘柄に投資したい場合に選択肢となります。    

3位:iFreeNEXT ATMX+    

騰落率:13.47%    

どんなファンド?:「ATMX+インデックス・マザーファンド」を通じて、香港の株式(DR[預託証券]を含む)に投資し、投資成果を「FactSet ATMX+指数(円ベース)」の動きに連動させることを目指して運用するインデックス投信です。為替ヘッジはないので、円安になると基準価額が上昇し、円高だと下落します。組入銘柄は1位のレバレッジ型投信と同様です。    

まつのすけコメント:レバレッジなしの「ATMX+」連動投信も高パフォーマンスとなりました。為替は円安となり、その分がプラスとなりました。ただし、急速に円安になるとドル/円に対して為替介入のリスクがあり、ドル/円とペッグ(自国・地域の通貨価値を世界の基軸通貨に連動)している中国の通貨にも影響が出ます。    

4位:米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>(グレート・アメリカ)    

騰落率:12.05%    

どんなファンド?:米国株のアクティブ投信です。人々の生活に必要不可欠な設備やサービスを運営・提供する「インフラ運営関連企業」と、インフラの整備・構築などに携わる「インフラ開発関連企業」の株式に投資します。為替ヘッジはありません。    

まつのすけコメント:組み入れ上位銘柄は、建設会社のスターリング・インフラストラクチャー、特殊工事請負会社のクアンタ・サービシーズ、工事会社のマステック、インフラ建築の設計のテトラ・テック、大手電力公益会社のネクステラ・エナジー、大手廃棄物管理のウエイスト・マネジメント、水道のアメリカン・ウォーター・ワークス、天然ガスのアトモス・エナジー、高速光インターネット通信のコジェント・コミュニケーションズ・ホールディングスです。    

5位:iFreeレバレッジNASDAQ 次世代50    

騰落率:11.89%    

どんなファンド?:日々の基準価額の値動きがNASDAQ Q-50指数(米ドルベース)の2倍程度となることを目指している投資信託です。為替ヘッジがあり、為替の影響は受けません。組み入れ上位銘柄は、ベーカー・ヒューズ(油田サービス会社)、エンフェーズ・エナジー(グローバル展開しているエネルギー技術会社)、コカ・コーラ・ユーロ-パシフィック・パートナーズ(英国を拠点とする消費者製品企業)、モノリシック・パワー・システムズ(半導体関連メーカー)、トラクター・サプライ(米国の農村生活用品の小売企業)、シー・ディー・ダブリュー(米国、英国、カナダを中心とするITソリューション企業)、ベリサイン(インターネットインフラに特化した企業)、テイクツー・インタラクティブ(ゲーム関連企業)、アルナイラム(医療関連企業)、ホライゾン・セラピューティクス(グローバル展開しているバイオテクノロジー企業) です。    

まつのすけコメント:将来的にNASDAQ-100への組み入れが見込まれる50社で構成されている中小型のグロース米国に投資するレバレッジ投信です。6月は米国のメガテックだけではなく、小型グロース株も大きく上昇しました。上昇する銘柄群が増えてくるのはいいことです。    

6位以下はリストのみ    

6位:明治安田セレクト日本株式ファンド(初[はじめ]くん)    

7位:日本製鉄グループ株式オープン    

8位:iFreeNEXT NASDAQ次世代50

9位:Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)    

10位:DIAMベトナム株式ファンド(ベトナムでフォー)