昨日(2016年10月21日)の動向
米ドル/円は、前日からのドル買いの流れを引き継ぎ、東京時間午前に前日の高値を更新して104.20円まで上昇しました。しかし、中国地方で起きた地震によって、午後からは円買いへと流れが切り替わり、NY時間には103.52円まで下落。ただし、米年内利上げを意識したドル買い需要で下値も限定的で、その後は徐々に値を戻し、終値は103.834円(前日比-0.123円)でした。
ユーロ/ドルは続落。3月10日以来の安値を更新して1.0859ドルまでユーロ安が進みました。ユーロ/円も、約3週間ぶりに113円を割って112.61円まで下落。
20日ECB会合後に、ドラギ総裁が「量的緩和を突然終了することはない」と発言したことをきっかけにユーロ売りが加速。ECB会合では、(資産買入れを徐々に減額する)緩和縮小についての議論はなく、このため、ドラギ総裁の発言は、量的緩和の継続を意味すると市場が受け取ったためです。ただし、ドラギ総裁は、量的緩和延長の議論もしなかったと述べています。いずれにしても、判断は12月ECB会合に先送りされたことになり、今後の欧州経済指標がより重要になってくるでしょう。
2016年10月21日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 103.953 | 104.200 | 103.518 | 103.834 |
ユーロ/円 | 113.601 | 113.841 | 112.610 | 112.976 |
豪ドル/円 | 79.239 | 79.504 | 78.713 | 78.966 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年10月24日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは104.64円(2016年10月13日高値圏)、サポートは 103.16円(2016年10月11日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 104.64 | 105.53 | 103.16 | 102.67 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは114.68円(2016年10月18日高値圏)、サポートは 112.59円(2016年09月30日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0930ドル(2016年10月21日高値圏)、サポートは 1.0805ドル(2016年01月29日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 114.68 | 115.79 | 112.59 | 112.07 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは80.00円(2016年10月20日高値圏)、サポートは 78.37円(2016年10月14日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 80.00 | 80.98 | 78.37 | 77.35 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年10月24日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年10月24日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 16:30 | (独) 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 54.4 | 54.3 |
★★ | 16:30 | (独) 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 51.5 | 50.9 |
★★ | 17:00 | (欧) 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 52.7 | 52.6 |
★★ | 17:00 | (欧) 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 52.4 | 52.2 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します