昨日(2016年09月15日)の動向
15日、東京時間午前の米ドル/円は、豪雇用統計の結果を受けた豪ドル/円の下げに連れる形で、一時102円台を割りました。しかし、下値の堅さを確認すると午後にかけては買戻しの動きが強まり、102円台を回復。
その後しばらく102円台前半で小動きが続きましたが、NY時間になって再び102円台を割ると、当日安値となる101.85円まで下落。この日は米8月小売売上高が発表されて、内容は弱かったものの、米10年債利回りが大幅上昇に転じたことで今度は102.75円まで急上昇、この日の高値をつけました。終値は102.103円(前日比-0.311円)。
BOEは、政策金利の据え置きを決定。BOEは下半期の景気について、落ち込みは当初想定よりも穏やかになると予想するものの、MPC委員の多くは警戒感を緩めておらず、次回11月の会合での利下げを強く示唆しました。ポンド/ドルは1.31ドル後半で買い支えられ、1.32ドル前半に戻して引けました。
東京時間に発表された豪8月雇用統計の就業者数は4ヵ月ぶりの減少。豪ドル/ドルは0.7447ドルまで、豪ドル/円は約2ヵ月ぶりの安値となる75.98円まで急落しました。しかし内容はそれほど悪くはなく、失業率は3年ぶりの低水準まで下がる一方で、正規雇用は逆に増えています。マーケットは売り増しより押し目買いに傾き、豪ドル/円は徐々に値を戻すとNY時間には76.89円まで上昇。豪ドル/ドルも0.7521ドルまで持ち直しました。
2016年09月15日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 102.403 | 102.754 | 101.850 | 102.103 |
ユーロ/円 | 115.178 | 115.421 | 114.641 | 114.789 |
豪ドル/円 | 76.483 | 76.890 | 75.977 | 76.709 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年09月16日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは103.36円(2016年09月14日高値圏)、サポートは 101.42円(2016年09月13日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.36 | 103.81 | 101.42 | 101.19 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは115.45円(2016年09月15日高値圏)、サポートは 113.91円(2016年09月13日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1285ドル(2016年09月09日高値圏)、サポートは 1.1198ドル(2016年09月09日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 115.45 | 116.37 | 113.91 | 113.13 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは77.45円(2016年09月12日高値圏)、サポートは 75.93円(2016年07月11日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 77.45 | 78.33 | 75.93 | 75.04 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年09月16日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年09月16日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 21:30 | (米) 8月消費者物価指数(CPI)(前月比) | 0.1% | 0.0% |
★★★ | 21:30 | (米) 8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) | 0.2% | 0.1% |
★★★ | 21:30 | (米) 8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 1.0% | 0.8% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します