米ドル/円は、113円台へ急落。ハードブレグジットを懸念。

昨日（2017年01月16日）の動向

週明けの米ドル/円は、東京市場で急落。
きっかけとなったのは、英サンデー・タイムズ紙が、英メイ首相が日本時間の今夜行うスピーチで、移民抑制を優先のために、EU単一市場へのアクセス権を放棄する計画を発表する、と報道したことでした。新しいニュースではありませんが、ハードブレグジット回避への期待がこの数ヶ月のポンドを支えていた部分もあり、失望感でポンドが大きく下落しました。

トランプ会見以降ドル売りに傾いていたマーケットは、リスクオフの円買いという新たな理由を見つけて、米ドル/円は東京時間朝の114.48円を高値に、午後にはトランプ会見後の安値を下回る113.61円まで大きく下落。その後は、英政府報道官が、「ハードブレグジットの話は憶測」と否定したこともあって114円台を回復。終値は、114.18円（前日比-0.314円）でした。

ポンド/円は大きく値を下げ、138.16円から一時は昨年11月以来となる136.46円まで下げた後、137円台半ばまで戻して引けました。

2017年01月16日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	114.312	114.481	113.613	114.180
ユーロ/円	121.205	121.675	120.757	121.065
豪ドル/円	85.501	85.793	85.014	85.378

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2017年01月17日）の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは115.52円（2017年01月12日高値圏）、サポートは 113.61円（2017年01月16日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	115.52	116.87	113.74	112.84

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは121.68円（2017年01月16日高値圏）、サポートは 120.75円（2017年01月16日安値圏）です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0685ドル（2017年01月12日高値圏）、サポートは 1.0570ドル（2017年01月12日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	122.94	123.80	121.18	120.97

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは87.14円（2016年12月16日高値圏）、サポートは 85.04円（2017年01月10日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	87.14	87.53	85.04	84.55

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年01月17日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2017年01月17日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	18:30	(英) 12月消費者物価指数（CPI）(前月比)	0.3%	0.2%
★★	18:30	(英) 12月消費者物価指数（CPI）(前年同月比)	1.4%	1.2%
★★	19:00	(欧) 1月ZEW景況感調査（期待指数）	18.4	13.8
★★★	-	(英) メイ首相、ブレグジット計画について発言	-	-

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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