昨日(2017年01月05日)の動向
米ドル/円は大幅下落。NY時間には、115円台前半まで円高が進みました。
この日の米ドル/円は、東京時間の朝に117.42円の高値をつけてから急速に売りが強まり、前日サポートされた117円を割ると116円台前半まで急落。しばらく揉み合いを続けましたが、116円が崩れると115円台なかばまで一気に下げました。
前日公表されたFOMC議事録の内容が、マーケットの目にはやや弱気に映ったことがドル売り材料になったとの見方があります。議事録においてFOMC委員は、「緩やかな利上げペースが適切」との慎重姿勢を示しました。また人民元が対ドルで急上昇したことも、円買いを誘発したといわれています。
海外時間の米ドル/円は116円後半まで一時的に反発しましたが、米長期金利が昨年12月8日以来の低水準となる2.3%台まで低下したことを受けて円高が一段と進み、約3週間ぶりの安値となる115.19円まで下落しました。終値は115.329円(前日比-1.956円)。
ユーロ/ドルは大幅上昇。1.05ドルを抜けてから、1.0615ドルまでユーロ高が進みました。ポンド/ドルも1.22ドル後半から1.2432ドルまでポンド高。一方クロス円は、ドル相場の中で方向感がでませんでした。
今夜は、米12月雇用統計の発表の日です。さらにドル売り調整が進むのか、あるいはドル買戻しのきっかけになるのか、いずれにしても、注目が集まることになるでしょう。
2017年01月05日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 117.259 | 117.429 | 115.195 | 115.329 |
ユーロ/円 | 122.966 | 123.118 | 122.009 | 122.320 |
豪ドル/円 | 85.362 | 85.451 | 84.557 | 84.709 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年01月06日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは117.42円(2017年01月05日高値圏)、サポートは 114.72円(2016年12月13日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 117.42 | 118.66 | 117.42 | 113.99 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは123.80円(2016年12月30日高値圏)、サポートは 121.53円(2016年12月12日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0650ドル(2016年12月30日高値圏)、サポートは 1.0340ドル(2017年01月03日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 123.80 | 124.10 | 121.53 | 120.97 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは86.00円(2016年12月19日高値圏)、サポートは 84.00円(2016年12月30日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 86.00 | 87.85 | 84.00 | 83.72 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年01月06日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年01月06日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 22:30 | (米) 12月非農業部門雇用者数変化(前月比) | 17.5万人 | 17.8万人 |
★★★ | 22:30 | (米) 12月失業率 | 4.7% | 4.6% |
★★★ | 22:30 | (加) 12月新規雇用者数 | -0.25万人 | 1.07万人 |
★★★ | 22:30 | (加) 12月失業率 | 6.9% | 6.8% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します