※この記事は2021年12月20日に掲載されたものです。

Q4 投資信託ってどうやって利益を出している?

A4 投資家から集めたお金を1つの大きな資金としてプロが運用!

株式会社と株式投資」では、株式を購入して株主になることで収益(リターン)が得られるという仕組みをご説明しました。では、資産形成していくために、どの会社の株式を買えばいいのでしょうか?

 どの会社を選ぶかは難しいですし、株式を1つ、2つ購入したところで、もしその会社が倒産してしまったら大切な資産を失ってしまうことになります。

 そんな時に便利な金融商品が投資信託です。

 本記事では投資信託の仕組みについてご説明致します。

投資信託とは?

 投資信託というのは、

投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品

 です。

 株式を購入する場合、最低取引金額というものがあり、数万円程度で購入できる株式もあれば数百万円くらいないと購入できない株式もあります。

 たくさんの株式に分散して投資することでリスクをおさえる分散投資という考え方がありますが、分散投資を実現するためにはさまざまな株式に少しずつ投資していく必要があります。

 つまり、分散投資を個人で実行しようとするとかなりまとまった資金が必要になってしまうのです。そこで、投資信託を利用することで、1万円から(積み立て投資の場合は100円から)分散投資をすることが可能になるのです!

 つまり、一人ひとりは1万円といった少額でも、何百人、何万人、何百万人と集まれば数億円や数百億円、場合によっては1兆円といったお金を集めることができます。

 そのように集めたお金を運用の専門家が株式や債券などの商品を選定し、投資・運用する商品が投資信託ということになります。

 なお、投資信託は、株式や債券といった価格変動リスクのある商品に投資しますので、投資信託そのものも預貯金などとは異なり、元本が保証されている商品ではありません。