米ドル/円は一時118円台。新年は円安スタート。

昨日（2017年01月03日）の動向

新年のマーケットは、昨年末からのテーマを引き継ぎ、ドル高・円安が継続。
117.41円で新年をスタートした米ドル/円は、アジア時間に117.20円まで下げて安値をつけました。しかし、日銀が金融機関向けの貸出支援制度の延長を今月の日銀会合で決めるとの一部報道をきっかけに、NY時間序盤に118円台に乗せると、12月の米ISM製造業景況指数が市場予想を大きく上回ったことにも勢いを得て、昨年12月15日の高値に迫る118.60円まで値を伸ばしました。
ただ、その後は急失速。昨年12月15日の高値の高値は越えられないまま、当日安値に並ぶ117円台前半まで値を下げました。終値はやや戻し、117.756円（前日比+0.716円）。

ユーロ/ドルは、新年のドル買いの動きでアジア時間の1.0489ドルを高値に、一時は1.0304ドルまで下落して、2003年1月以来14年ぶりの安値をつけました。経済指標ではこの日発表されたドイツの12月HICPが強い数字で、ECBが今後、量的緩和縮小へ向かう可能性を広げるものでしたが、マーケットの反応は限られました。また、ユーロ/円は、円安とユーロ安に挟まれたユーロ/円は方向がでず、123円台前半から122円台前半のレンジ取引となりました。

一方、ポンド/円は12月の製造業PMIが強い数字だったことに勢いを得て145.39円まで上昇。ただその後はポンド/ドルが重要サポートである1.22ドルまで下げ足を強めたことにつられて143.53円台半ばへ反落しました。

2017年01月03日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	117.419	118.605	117.205	117.756
ユーロ/円	122.761	123.328	122.267	122.508
豪ドル/円	84.353	85.472	84.275	85.042

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2017年01月04日）の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは118.66円（2016年12月15日高値圏）、サポートは 116.03円（2017年01月03日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	118.66	119.05	116.03	114.72

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは123.80円（2016年12月30日高値圏）、サポートは 121.53円（2016年12月12日安値圏）です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0650ドル（2016年12月30日高値圏）、サポートは 1.0340ドル（2017年01月03日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	123.80	124.10	121.53	120.97

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは86.00円（2016年12月19日高値圏）、サポートは 84.00円（2016年12月30日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	86.00	87.85	84.00	83.72

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年01月04日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2017年01月04日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	18:30	(英) 12月建設業購買担当者景気指数（PMI）	52.5	52.8
★★★	19:00	(欧) 12月消費者物価指数（HICP、速報値）(前年同月比)	1.0%	0.6%
★★★	28:00	(米) 米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨	-	-

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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