米ドル/円は、112円台に反発。ユーロは政治不安で下落。

昨日（2017年02月07日）の動向

前日に約2ヵ月ぶりとなる111円台へ下落した米ドル/円は、この日の東京市場で111.59円まで安値を更新。しかしその後は徐々に買戻しが優勢になり、NY時間には112.57円まで戻して、この日の高値をつけました。終値は112.36円（前日比+0.679円）と3営業日ぶりのプラス。

一方ユーロ/ドルは、東京時間朝から売りが強く、1.0749ドルを高値に欧州時間には1.0656ドルまで大きく値を下げました。4月のフランス大統領選に向けて、ユーロ離脱と「フランス・ファースト」を掲げる極右政党の勢いが拡大していること、そしてトランプ政権がユーロの水準が安すぎると批判していることが材料となっています。ユーロは、円やポンドに対しても売られ、ユーロ/円は119.536円まで下落しました。

ポンド/ドルも弱く、欧州時間に1月24日以来となる安値1.2346ドルまで下げました。ところが、フォーブス・MPC委員が「近い将来、BOEは、利上げの必要性に迫られるだろう」と発言したことで、1.2546ドルへ急反発。ポンド/円も連れて138.54まで下げた後、140円台後半へ戻しています。

豪ドル/ドルは急上昇後、反落。RBAはこの日会合を開き、予想通り政策金利を据え置きました。RBAは、成長見通しや雇用市場に対して予想以上に強気で、豪ドルの水準に関しても、年初からの豪ドル高に対して特別な懸念が示されることはありませんでした。豪ドル/ドルは0.7680ドルまで上昇。しかし強い抵抗ゾーンとなっている0.77ドルを手前に高値に失速してRBA会合前の水準を下回る0.7607ドルまで下げました。

 

2017年02月07日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	111.729	112.576	111.585	112.369
ユーロ/円	120.075	120.232	119.536	119.995
豪ドル/円	85.595	85.894	85.236	85.675

 

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2017年02月08日）の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは112.78円（2017年02月06日高値圏）、サポートは 111.36円（2016年11月28日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	112.78	113.43	111.36	110.85

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは121.50円（2017年02月06日高値圏）、サポートは 118.68円（2016年12月05日安値圏）です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0798ドル（2017年02月03日高値圏）、サポートは 1.0619ドル（2017年01月30日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	121.50	122.52	118.68	118.49

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは86.89円（2017年01月30日高値圏）、サポートは 85.00円（2017年01月17日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	86.89	87.14	85.00	84.55

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年02月08日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

• 経済指標はこちら