昨日(2017年02月01日)の動向
トランプ政権誕生後初めてとなる今回のFOMCは、金融政策の現状維持を決定。FF金利の誘導目標を0.50-0.75%に据え置きました。12月に実施した利上げの影響を見極めたいこと、またトランプ政権の財政政策の具体的内容がまだ不透明なことが据え置きの主な理由。労働市場や経済に対しては前向きな判断を示し、FOMCは以前より強気になっているものの、次回利上げ時期のヒントは示されませんでした。
トランプ大統領の円安政策批判で31日に112.08円まで下落した米ドル/円は、この日は112.61円を安値に買い戻されて、FOMC前までに113.95円まで大きく反発。堅調な米指標もドル買いを支えました。ADP全米雇用報告は、民間就業者数の伸びが市場予想を大幅に上回り、今週の雇用統計の期待を高め、またISM製造業景況指数は2年ぶり以上の強さとなりました。しかしFOMC後は、米長期金利が伸び悩んだことで112.80円近辺まで下落。その後やや戻して、終値は113.192円(前日比+0.364円)でした。
ユーロ/ドルは、欧州時間につけた1.0807ドルを高値に1.0723ドルまで下げましたが、1.07ドル台はしっかりと維持して、FOMC後に再び1.07ドル後半へ戻しています。
2017年02月01日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 112.846 | 113.953 | 112.617 | 113.192 |
ユーロ/円 | 121.827 | 122.515 | 121.604 | 121.888 |
豪ドル/円 | 85.594 | 86.110 | 85.346 | 85.856 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年02月02日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは113.96円(2017年01月31日高値圏)、サポートは 112.05円(2017年11月30日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 113.96 | 114.96 | 112.05 | 111.36 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは123.30円(2017年01月27日高値圏)、サポートは 121.01円(2017年01月31日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0872ドル(2016年12月08日高値圏)、サポートは 1.0684ドル(2017年01月31日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 123.30 | 123.80 | 121.01 | 120.54 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0872ドル(2016年12月08日高値圏)、サポートは 1.0684ドル(2017年01月31日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 86.89 | 87.14 | 85.00 | 84.55 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年02月02日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年02月02日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | 21:00 | (英) イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 | 0.25% | 0.25% |
★★★ | 21:00 | (英) 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨 | - | - |
★★ | 21:00 | (英) 英中銀イングランド銀行、四半期ごとの物価報告(インフレリポート) | - | - |
★★ | 21:15 | (欧) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 | - | - |
★★ | 21:30 | (英) カーニー英中銀(BOE)総裁、発言 | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します