※この記事は2022年9月19日に掲載されたものです。

「投資信託」とは?

 投資信託の仕組みは、投資家たちから集めたお金を一つの大きな資金(ファンド)としてまとめ、その資金を投資の専門家(ファンドマネージャー)が国内外の株式や債券などに投資をする、というものです。

 投資先の値動き(リターン)が、投資信託の価格(基準価額)に反映され、それが投資信託を保有している人の保有金額に反映されます。保有金額が、投資金額より増えた時点で投資信託を売ると利益が出て、逆に、投資金額より下回っている状態で売ると損が出ます。

 投資信託は、投資信託ごとの運用方針に基づき投資信託運用会社でつくられ、主に証券会社や銀行、郵便局などの販売会社を通じて販売されます。

 投資のプロに運用をお任せできるだけでなく、さまざまな金融商品に投資するため、自分だけで投資するよりもリスクが偏らないように分散投資をしてもらえるのも大きな特徴です。また、少額から投資できるのも、メリットでしょう。

 運用がうまくいって高い利益を得られることもあり、魅力的な金融商品といえます。

 しかし、プロにお任せできるとはいえ、運用がうまくいくかどうかは、市場の環境などによって変動してしまうのは避けられません。

 また、「投資した金額が運用期間中に減らない」という元本保証はないため、運用がうまくいかず投資した額を下回ってしまい、結果的に損をすることもあります。株式や為替などの商品に比べると、投資信託は、比較的ローリスクな商品を選ぶことが可能ですが、必ずしも利益が出るとは限らないことを覚えておきましょう。

 しかし、運用をプロにお任せでき、また少ない金額で始められることから、投資知識が少ない初心者の方でも、手軽に始められるのが投資信託です。