コンビニ・ファストフード編

 日常的に利用していて、身近なお店といえばコンビニやファストフード店が思い浮かぶでしょう。

「セブン-イレブン」などのコンビニエンスストアや「マクドナルド」、「モスバーガー」といったファストフード店も運営会社が株式市場に上場しています。

 2019年に起こったタピオカブームを覚えている人も多いでしょう。

 タピオカ入りのミルクティーなどが東京、原宿などで中高生に熱狂的な支持を受けたことがブームのきっかけでした。

 このタピオカブームで業績を躍進させたのが、タピオカの原料を販売していた「業務スーパー」です。同社の運営会社である神戸物産(3038)の株価は、タピオカブームにも乗って上昇。2019年1月初めの795円から2021年9月末には4,660円まで5.8倍以上も上昇しました。

 このように若者に大ヒットした食べ物やお菓子をいち早く察知して、そうした身近な商品を販売している会社の株を買えば大きな利益を出すことも夢ではありません。 

株主優待も投資の魅力のひとつ

 日本の上場企業、特に外食産業には、株を保有するとそのお礼に飲食代金の代わりに使える飲食優待券がもらえる株主優待制度を導入している会社も多数あります。

 例えば、若者にとって最も親近感のある外食産業といえば「マクドナルド」。この日本最大のハンバーガーチェーン店を運営する日本マクドナルド(2702)の株に投資していると、年2回、バーガー、サイドメニュー、ドリンク類各6食分の株主優待券がもらえます。

 他のハンバーガーチェーン店では「モスバーガー」も人気です。その運営会社・モスフードサービスの株主になれば、「モスバーガー」や「ミスタードーナツ」でも使える優待飲食券がもらえます。

 このように、外食費の節約に役立つ株主優待がもらえるのも、株式投資の魅力です。

ファストフード店運営企業一例

会社名(銘柄コード) 株価 いくらから買える?(100株) 企業情報
日本マクドナルドホールディングス(2702) 5,130円 51万3,000円 世界最大のハンバーガーチェーン。100株保有で年2回、バーガー類、サイドメニュー、ドリンク各6食分がセットになった株主優待券1冊が贈呈される。
モスフードサービス(8153) 3,015円 30万1,500円 「モスバーガー」の運営会社。100株保有で年2回、モスバーガーや提携先のミスタードーナツ(一部店舗を除く)で使える1,000円(年間2,000円)分の優待券がもらえる。
株価は5月10日時点