※この記事は2021年11月28日に掲載されたものです。

Q2 賃貸派、何を基準に選ぶべき?

A2 駅近、路線、安全など、絶対に譲れない条件を決めよう!

 社会に出て、いきなり住宅を買うという方はまずいらっしゃらないと思います。

 ほとんどの方は、民間の賃貸住宅、会社の寮、公団など、住宅を借りることから始まるのではないでしょうか。

 住宅を借りる際の基本的なポイントをまとめておきます。

賃貸住宅を探す

 家賃、立地、間取り・広さ(専有面積)、築年数、物件種別、設備、所在階などいろいろなポイントがあります。

 すべての希望条件を満たす物件はありませんので、自分の中で選ぶポイントの優先順位を明確にして探していきましょう。

 これだけは絶対に譲れないという条件、例えば、

  • 家賃7万円以下
  • XXX線沿線YYY駅から徒歩10分以内
  • オートロック付きマンション

 を決めたら、他の部分については細かく指定せずに、いろいろと物件を探してみるとよいかと思います。

 最近はインターネットで検索するのが当たり前になりつつありますが、実際に住むことになる家ですので、実際の物件を確認するとともに、昼や夜など時間帯をかえて、最寄り駅から物件までの街の雰囲気を確認しておくとよいでしょう。

物件が決まったら手続きです

 物件が決まったら、契約を結びます。

 基本的に、賃貸借契約を結び慣れている人というのはいません。

 わからない点、不明確な点などがある場合は、きちんと質問して明確にしておきましょう。

 継続的に更新が可能な一般賃貸借契約が一般的ですが、中には原則更新不可能な定期借家契約の物件もありますので、契約の種類を確認しておきましょう。

 また退去時の原状回復費用の負担について、特約や敷引きなどが含まれていないか、退去予告期間はどのくらいか、など退去時の条件についてもきちんと確認しておくことがトラブルを避けるポイントです。

 わからないことはわからないままにせず、しっかりと確認しながら、納得して契約手続きを進めるようにしていただければと思います。

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ファイナンシャルプランナー。株式会社ウェルスペント 横田健一さん
大手証券会社にてデリバティブ商品の開発やトレーディング、フィンテックの企画・調査などを経験後、2018年1月に独立。「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」を運営。YouTube「資産形成ハンドブック」も人気上昇中。

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