2021年7月中に買った&売った銘柄

 ポイント投資で保有している銘柄のうち、7月中に売ったり、ポイントで買い足したりした銘柄とその理由を解説します! 今月も日本株市場全体としては軟調な展開でしたので、利を伸ばそうと引っ張るのではなく、ほどほどのところで利益確定するヒット&アウェーに徹しました。

*各株式の銘柄の詳細情報やチャートはPCサイトでご確認ください。

売った銘柄

 好成績の欄で解説した株式以外で売却した銘柄は以下のとおりです。

▼【株式】サムティ (3244)

 株価が3カ月ちょいもみ合った末に高値ブレイクして移動平均線から上放たれる状況になったので購入。株式市場全体はボックス相場になっているので、利食い千人力の観点で、ほどほどのところで利益確定しました。

▼【株式】ソフトバンクグループ (9984)

 以前リバウンド狙いで購入したものの、利を伸ばそうとしたら反落してトントンでの撤退になってしまいました。リベンジの機をうかがっており、大幅下落した翌日に上昇して、5日移動平均線を突破したタイミングで購入。

 このところ反騰が長続きしない展開でしたので、欲張らず、ほどほどの指値売り注文を発注して無事ヒットしてクローズしました。株価は割安な水準に入ってきたと思いますので、機を見て再び買う予定です。

▼【株式】ブルボン (2208)

 先月購入した銘柄で、するすると順調に株価が上昇した後、株価が下落基調になったので利益確定。しかし、その後さらに上昇し、そのまま持っていればよかった…という結果となりました。市況が軟調なので無理しなかったのが裏目に出てしまいました。

▼【株式】三菱製鋼 (5632)

 低PBR・低PER(株価収益率)のバリュー銘柄です。4カ月ほど続いた*ボックス相場を高値ブレイクし、チャート形状がよかったので購入しましたが、株価がその後下落したので振り落とされてしまいました。

*ボックス相場とは…ボックス=箱の中に入ってしまったかのように、高値と安値が一定の範囲内(レンジ)を行き来し、膠着(こうちゃく)状態になっている相場

▼【株式】三井倉庫HOLD (9302)

 保有資産の含み益が豊富で低PBR・低PERのバリュー銘柄です。チャートが右肩上がりだったので購入しましたが、株価が下落したところで撤退。長期保有でもよい銘柄だと思うので、機を見て再購入するかもしれません。

▼【ETF】 NF NASDAQ 100連動(1545)

▼【ETF】NFNY ダウ(1546) 

▼【ETF】 上場米国株式 S&P500(1547)

 米国株の上昇が止まりかけたので安全第一で利益確定しました。

▼【株式】タキロンシーアイ(4215)

 特に目立った悪材料がない中で、長らく株価が下落しており、大株主の売りが断続的に出ているのか? と疑っていました。下げ止まったようなチャート形状になったので逆張り購入。しかし、株価が下落したので撤退しました。

▼【株式】NIPPO (1881)

 8月は、建設株がTOPIX(東証株価指数)と比較すると相対的に堅調な傾向にあるので先回りで購入。しかし、株価が思ったように上がらず、下げ転換したので売却しました。市況がよくないので安全運転に徹しています。

▼【投信】香港ハンセン指数ファンド

 中国の突然の規制導入で株式市場に動揺が走り、大きく下落しました。短期で収束するのか、政治リスクが長期的に懸念されて軟調な展開が続くかは不明ですが、米国株に比べて、少なくても向こう半年~1年はリターンが大きくないと考えて、いったん利益確定しました。

 投資信託は原則としてバイ&ホールドですが、購入の前提となった理由が覆る材料が出た場合は売却する方針です。

買った銘柄

 これまで述べたもの以外で購入した銘柄について解説します。中期保有予定の個別株では、移動平均線が横ばい~右肩上がりとなって底入れムードになった日産自動車を買い増して、バリュー投資の観点で昭栄薬品を新規購入しました。

*各株式の銘柄の詳細情報やチャートはPCサイトでご確認ください。

▼【ETF】MXSナスダック100ETF(2631)

▼【ETF】NFNY ダウ(1546) 

 米国株ETF(上場投資信託)をいったん利益確定しましたが、底堅い展開であり、8月下旬のジャクソンホールまで株価上昇が続くかもと考えて再購入。ただし、過去数十年の平均では、8月の米国株は軟調な傾向にあります。

 また、*スキュー指数が7月下旬に過去最高を付けており、スキューが高騰すると株価はしばらく経過した後に天井を付ける傾向にあります。8月中旬に株価が調整を開始する可能性もあるため、崩れ始めたら迅速に逃げます。

*スキュー指数とは米シカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出する、市場のゆがみ(skew=スキュー)を数値化した指数。これが上昇すると、その後相場が急落する可能性が高まる

▼【株式】昭栄薬品 (3537)

 低PBRで、花王の株を69万株も保有している企業です。7月末のデータで昭栄薬品の時価総額は35.65億円であり、花王の持ち株だけで約45.36億円の価値があるバリュー銘柄です。

 日本株は8~10月が軟調な傾向にあるので、安全第一で投資したいと考えて購入しました。中長期保有にも適した株式だと考えます。

▼【投信】キャピタル世界株式ファンド

「R&Iファンド大賞2021」のNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)/外国株式コア部門、投資信託/外国株式コア部門で最優秀ファンド賞を受賞したアクティブ投信です。

 1973年に米国で運用開始して以来、長期にわたるトラックレコード(過去の収益実績や運用成績)があり、インデックス投信を上回る時期も多く、8~10月は株価指数が軟調な傾向にあるので、アクティブ投資信託を購入しました。