積立投資の開始後、徐々に基準価額が下落した場合
今度は、毎月1万円で積立投資を始め、その後、徐々に基準価額が下がり、最終的に価額が戻らなかったケースを見てみましょう。
この場合、開始翌月に基準価額が一度上がるものの、3カ月目に基準価額が大幅に下がり、5カ月目までに基準価額が1万円に戻りきることはありませんでした。
それでも、5カ月目の時点で投資合計額5万円に対し、評価額は5万3,455円(総口数8万9,091口×基準価額6,000円)と、基準価額が戻り切らなくても、リターンを獲得することができました。
このように、積立投資では一時的に価額が下がっても、投資を継続して行うことで利益を出すことができます。
これが、市場の値上がり・値下がりに左右されることなく、投資信託で積立投資を継続する大きなメリットなのです。
Q:基準価額と口数の関係、理解するには?
A:スーパーで売っているお肉と一緒!
基準価額と口数の関係は、「スーパーで売っているパックのお肉」の値段とグラム数の関係と似ています。「100グラムあたり○○円」として売られているパック肉と同じように、投資信託の基準価額も、「1万口あたり何円」という「口数あたりの値段」で考えます。口数あたりの値段が下がると、投資信託もよりお得に購入できます。そして、そのお得に購入できた分が、後々、積み立て効果を発揮するのです。
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