嵐の前の静けさ?日経平均は小動き

 強弱材料がきっこうし、日経平均株価は2万8,000円を中心に、上下とも大きくは動きにくくなっています。米国や中国の景気がここから一段と悪化するのか、あるいは持ち直していくのか、どちらも考えられる状況です。2023年が世界景気後退の年になるか、景気が持ち直す年になるか見極められるまで、日経平均はボックスから抜け出すことができないと思います。

<日経平均週足:2020年10月2日~2022年12月5日>

 長期的な視点にたてば、私は日本株も米国株も良い買い場を迎えていると判断していますが、短期的にはショック安が続き、一段安になる可能性が残っています。こんな時、日本株・米国株への投資はどうしたら良いでしょうか?

 世界景気の先行きがどうなるか見極められるまで、買いは控えるという考え方もあります。ただし、投資は、全てがわかってから実行しても遅過ぎることもあります。全てがわかる前、不透明感が残っていて株価が安いうちが買い場ということもあります。

 こんな時、「逆指値」売り注文をつけて投資していく方法もあります。今日は、逆指値の使い方を解説します。