お金が貯められない人の無駄遣い防衛策 

「金融機関」の使い分けと、「2つの器」の使い分けが有効

 20代に限らず、収入を得ると家賃や生活費だけでなく、買物代や外食代などについついお金を使ってしまって、貯金ができない、という方も多いと思います。そういう方におすすめしたいのが、金融機関の使い分けです。日々の生活費を預けておく先としてのメインバンクのほかに、貯蓄・投資用としてネット銀行を活用するとよいでしょう。

「メインバンク」は使い勝手優先

給与振り込みや月々の生活費の引き出し、クレジットカードの引き落としなど、日常的にお金を出し入れする口座として、使い勝手が良い銀行を選びます。自宅近くに支店がある、振込やATMの手数料優遇があるなど、あくまでも「自分にとって」の使い勝手の良さを優先していただいて構いません。

「貯める専用ネットバンク」はネット証券と連携していると便利

 系列のネット証券と口座連携できるサービスがある銀行がおすすめです。資金の移動がスムーズにできるほか、口座連携を行うことでネット銀行の普通預金金利が優遇されるなどのサービスもあるため、ネット証券とセットで検討することをおすすめします。

 ちなみに、楽天証券との口座提携(マネーブリッジ)サービスがある楽天銀行では、普通預金金利がメガバンクの100倍の年率0.1%まで優遇されます。また、楽天証券では、投資信託の残高や毎月の積立額に応じて楽天ポイントを獲得でき、そのポイントを再び投資信託の購入金額に充当できるなどのサービスがあります。