第6位は船外機モーターで世界シェアトップのヤマハ発動機です。12月末の株主には、100株3年未満の保有では、熊本ラーメン5食セットなどグループ会社所在地の名産品などと交換可能な優待ポイントが1,000ポイント贈呈されます。6月末に関しては1,000株以上保有でレーシングかマリン関連の自社カレンダーのみの贈呈になります。

 第7位は「築地銀だこ」で有名なホットランドの飲食券優待。6月、12月末の年2回、100株保有で各グループ店舗で利用可能な各1,500円(年間3,000円)分の優待券が贈呈されます。

 第8位は雑貨、旅行用品の企画・販売を行うイデアインターナショナル。同社はRIZAPグループ傘下で、6月末の年1回、100株保有でRIZAPグルーブ商品9,000円相当のポイントが贈られます。商品はコンパクトホットプレートやコーヒーメーカー、クロック、バッグなど。複数の商品を9,000ポイント分組み合わせることも可能で、とても豪華です。

オリンピックまで1カ月弱。優待株の夏相場に期待!

 6月末は、7月23日が開会式の東京オリンピックまで1カ月を切り、本来なら株価も調子よく上昇していい時期です。しかし、4月以降、関西をはじめ日本全国でコロナ変異株がまん延し、状況はとても不透明です。

 とはいえ、「明けない夜はない」といいます。9月には全国民にワクチンが行き渡るという政府見解通りなら、優待株の反転上昇に期待できるでしょう。

 コロナ禍にもかかわらず米国株は史上最高値更新が続いており、3万円台の大台前後で足踏みしてきた日経平均株価も夏相場突入で3万円台定着を目指したいところ。優待株に関してもコロナ禍から1年以上が経過し、財務面や業績面で深刻な問題がある銘柄以外は、ここからさらに大きく下げるのは考えづらいところです。

 特に人気の高い飲食系優待株の場合、優待目的の個人投資家の買い支えがあるため、底堅い株価推移に期待できそうです。