今回も、決算が市場予想を上回り、かつ、市場予想の目標株価と乖離(かいり)がある銘柄(2月5日時点)を5つご紹介します。アマゾンもアルファベットも世界首位のプラットフォームというポジションを生かし好決算となりましたが、個人的に最も注目しているのはペイパルHDです。オンラインペイメントの一大プラットフォームとして成長中の同社ですが、新機能、新サービスをスピーディーに開発・展開できており、業績のさらなる拡大が期待できます。
1.アルファベット(GOOGL)
2.アマゾン・ドット・コム(AMZN)
3.ファイア・アイ(FEYE)
4.フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)
5.ペイパルHD(PYPL)
1.アルファベット(GOOGL):世界のオンライン利用者を呼び込む集客力が魅力「YouTube」好調
2020年10-12月期決算は、前年同期比23%増収、69%営業増益。主力の広告事業が好調に推移し、市場予想を上回る着地となった。会社側は「消費者、ビジネス関係、共に新型コロナウイルスのダメージから回復し始めた」とコメント。検索サイトと動画サイトで圧倒的首位という同社のポジションが、ネットユーザーと広告主の両サイドを引きつけているとみられる。「YouTube」は、ライブ動画の投稿が増え、広告収入が前年同期比46%増の69億ドルに拡大した。一方、成長軸として期待されるグーグルクラウド事業は47%の増収だが、12億ドルの赤字。クラウド事業については当面、マイクロソフトとアマゾンに追いつくための投資が先行しそうだ。