米国高配当株4:レストラン・ブランズ・インターナショナル(QSR)

 ハンバーガー世界2位のバーガーキングを展開しています。その他、日本未上陸のドーナツチェーン、ティムホートンズ。同じくフライドチキンのポパイズを展開しています。

 時価総額は182億ドルで、日本円で約1兆9,100億円となっています。

事業の注目ポイント

 事業の中心はドーナツチェーン、ティムホートンズで、売り上げの約60%を占めています。

 カナダを代表するファストフード店としての地位を築いており、現在はドライブスルーに力を入れるなどして、コロナの対応を行っています。なお、コロナの影響で閉鎖していた店舗も現在は世界の96%が営業を行っており、少しずつ以前の状況に戻ってきています。

株式の注目ポイント

 配当については2015年から連続増配中ですが、株価はコロナショック前の水準には戻っていません。

 会社側もコロナが事業に与える将来の影響、または事業が完全に通常の事業に戻る時期はわかりませんが、第4四半期の業績にはコロナの影響が続くと予想されます。としており、株価の回復にはもう少し時間がかかりそうです。

業績動向

 2020年10月27日開示の四半期決算では、売り上げ・1株利益ともに市場予想を上回りました。

 次回は2月15日に決算が開示予定ですが、1株利益・売り上げともに前年同期比と比べて下落予想となっており、市場予想を上回る決算を出してくれるか注目です。

注意点

 コロナで変わった生活スタイルにうまく対応していけるかがポイントです。

 レストラン・ブランズ・インターナショナルはドライスルーの強化などを進めていますが、今後も状況に合わせて対応していく必要があるでしょう。

株価動向、配当利回り

配当:2.08ドル
配当利回り:3.47%

この銘柄の権利落ち日は、12月18日です。
配当は2.08ドルで、配当利回りは3.47%(2020年11月16日時点)。
株価は59.92ドルで、約6,300円から購入できます(1USD=105円で計算)。
2017年からの最高値は78.48ドル、最安値は28.25ドルです(終値ベース)。